こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。
『目標設定ってどのようにすればいいのか分からない?』
よくお聞きする、社長さんの悩みです。
仕方なく、昨年対比で〇〇%アップが、今年の目標と決める場合が多いようです。
目標には、『全体の目標』と『個別の目標』の2種類の目標があります。
今回は、『全体目標をどのように考えればいいのか?』についてです。
会社で『目標設定』する場合は、必ず『目的』があります。
『目的』を一言でいいますと、『今の仕事は、誰に、どんな満足を、与えるためなのか?』と言い換えられます。
ここで言う『誰に』とは、エンドユーザーである『お客さん』だけではありません。
会社で働く『従業員さん』も含みますし、経営者である『社長さん自身』も、その他『仕入れ先の関係者さん』も含みます。
つまり、『お客さん』『従業員さん』『社長さん』『その他の関係者さん』に、満足を与える事が会社の『目的』です。
では、それぞれの『誰に』、何を与えれば満足するでしょうか?
美容室を例にあげて考えてみましょう。
例えば◆『お客さん』には『感動する見た目の美しさ』を与える。
例えば◆『従業員さん』には『働きがいがある、キレイで日本一楽しい職場』を与える。
例えば◆『自分自身』には『月収100万円』を与える。
等々をあげたとします。
ここで、どの満足を優先するか?が重要となります。
信念を持って『コレ』と言い切れる場合は、それを優先すればいいと思います。
しかし、どれにしようか迷う場合は、どれも大切なので決めきれないはずです。
そんな時、どうすればいいと思いますか?
本来は逆ですが、もし仮に『目的』を『目標達成の条件』とします。
すると、自分自身がどの『条件』の時に、一番やる気が出るかを考えるのです。
『お客さんの満足』か? 『従業員さんの満足』か? それとも『自分自身の満足』か?
どの時が一番やる気が出るでしょうか?
これでも迷う場合は、『自分自身』を優先すべきです。
どこの国でも、どこの社会でも、最初はすべて『自分の満足』のために働いています。
誰でも『自分の満足』が一番ですし、それが自然です。
だから、トコトン『自分の満足』を最大にする事を優先すればいいと思います。
但し、中途半端はダメです。
トコトンやり通すのです。
すると、『自分の満足』を最大にしようとすればするほど、『従業員さんの満足』や『お客さんの満足』を満たさなければ達成できない事に気付きます。
『自分自信』と『従業員さん』『お客さん』が、実は『つながっている』と実感するのです。
この時、始めて『信念』が持てるようになります。
その時の『自分の満足』『従業員さんの満足』『お客さんの満足』が最大になるところが、『目標』です。
その『目標』を数値であらわしたものの1つが『売上高』となり、正しい目標設定となります。
あとは、その『目標』を1年後か3年後か5年後か『いつまでに達成するか』を決めれば完成です。
『目標』とは、『目的』が最大になるゴールを言います。
まずは、目的を決める事から始めて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則