『リストの現金化』本当にそれでいいのでしょうか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。


売上げを2倍にするのは、大変です。

でも、下の3つをそれぞれ『3割ずつアップさせる』と2倍以上になります。

◆①顧客数を増やす

◆②利用回数を増やす

◆③利用金額を増やす

売上げを上げる仕組みで、よく言われる3つです。


『リストの現金化』とは、『①複数顧客のリスト』を使って、『③利用させて現金にする』ことを言います。



『リスト』の取り方には、いろいろあります。

〈例えば〉
◆『会員入会制』による、会員割引きを特典にする

◆『ポイント付与』による、ポイントサービスをする

◆『アンケート記入』による、その場でプレゼントをする

◆『誕生日や記念日記入』による、記念日割引きをする

◆『クイズやゲーム』による、当選商品の後日送付サービスをする

等々です。



これらの考え方には、『売るために、リストを取る』という『お店目線』の発想があります。


なので、『リスト』が取れたら、特定少数のお客さんに対して『ダイレクトメール』を送ります。

『リストを現金化』するために、何回も送り続けます。


ほとんどが『割引き特典』です。


本当に、このまま『お店目線』でやり続けていいのでしょうか?



この考え方のベースになっているのが、『お客さんは無限にある』という考え方です。

だから、次から次へと『集客』して『リスト』を集めようとします。


流れとしては、『集客』→『リスト』→『現金化』です。


確かに『集客』は、大切です。

『集客』できなければ、ビジネスは成り立たないのも事実だと思います。

しかし、いつまでも『お店目線』の発想では、そのうち行き詰まりが来るのです。


では、どうすればいいのでしょうか?


『②利用回数を増やす』です。

お客さんと『関係作り』を深めて、1年間に利用してもらう回数を増やすことに重点を置くという考え方です。


この考え方には、『上得意になってもらうために、来店してもらう』という『お客さん目線』の発想があります。

この発想では、『リスト』と呼ばす『連絡先』といいます。

『お客さんのリスト』でなく、『お客さんの連絡先』です。


呼び方一つで、『お店目線』と『お客さん目線』の違いが出ませんか?


流れとしては、『関係作り』→『連絡先』→『上得意化』です。



この一連の流れを『シンプル』に『スピーディー』に行います。

そのために前もって『予算化』し、予算をもとに実行する仕組みです。

いかがでしょうか?


不特定多数に呼び掛けてリストを取り、インパクトの強い割引きDMを送って、その都度売上げを上げるのも1つの方法です。

しかし、関係性のある特定少数の上得意に呼び掛けて、お知らせだけで売上げを上げる方法が、これから必要になってくると思います。


折角、連絡先を聞くのなら、関係作りのために工夫してみませんか?





最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則