モノ余りの今は、『直感で好きと感じる』モノにお金が動く | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。


突然ですが、今は『景気が悪い』と感じていませんか?

『景気』とは、簡単に言うと『気持ちの流れ』で、具体的には『お金の流れ』です。


『景気が悪い』と感じると、『気持ちの流れ』が悪くなり、『お金の流れ』も悪くなります。


逆に何かの理由で、『気持ちの流れ』が良くなり、その理由のあるところに『お金』が流れ出すのです。



つまり、社会全体では『景気が悪い』という理由で、『お金の流れ』が少なくても、個別に見ると『気持ちが良くなる』ところには、多くの『お金』が流れています。



〈例えば〉

スマートフォンへの利用額は、月2万円~3万円は、当たり前のように流れています。

しかも、その利用者数が年々増えているのです。


なぜでしょうか?


利用者は、単に『スマートフォン』と言う『モノ』が欲しいのではないのです。


『スマートフォン』を使う『生活スタイル』が『直感で好きと感じる』から利用しています。

そして、手探りながらも、『楽しいと感じる』から、毎月2万円~3万円の代金を使い続けるのです。


モノ余りの今は、『モノより気持ち』が優先されます。


実際に体験しなくても『気持ちよさそう』というだけで、『お金』が流れていくのです。

◆『たいくつしそう』→『面白そう』

◆『つまらなそう』→『楽しそう』

◆『イライラしそう』→『ワクワクしそう』


『直感で、好きか嫌いか』を感じ、『買うか買わないか』を決めます。

『良いか悪いか』は、あとの『言い訳』でしかないありません。



このような場合、モノの『良い悪い』をいくら伝えても、お客さんには届かないのです。


まず、『直感で好き』と感じてもらうために、『面白そう』『楽しそう』『ワクワクしそう』と感じてもらうことが重要となります。


そうは言っても、『うちには、直感で好きと感じてもらえるモノなどない』と、思われる方も多いと思います。


でも、簡単に探す方法があります。



それは、


【ステップ1】

◆まず、上得意のお客さんの中から『一人』を選びます。

◆できれば、泣いたり笑ったり、『変化が大きい生活スタイルを好むお客さん』を選ぶ方がいいです。

◆感情が出やすいので『好きか嫌いか』がハッキリします。

◆逆に、波風が立たず、安定した『生活スタイル』を好むお客さんを選ぶと、感情がつかみにくく分かりずらくなります。



【ステップ2】

◆次に、そのお客さんが『こんなのあればいいのにな』と思う商品を作ります。

◆お客さんの気持ちを読み『直感で好き』と感じてもらえる商品を考えるのです。

◆すでにある商品の『組み合わせ』でもいいです。

◆『商品+サービス』のセットでもいいです。



【ステップ3】

◆そして、その商品にお客さんが『直感で好き』と感じるような『独自の名前』をつけます。

◆その『独自の名前の商品』を案内して、お客さんが『これ、いいね』『あら、これ欲しい』『これ、かわいい』とパッと見て感じるか確かめます。



【ステップ4】

◆感じてもらえたものだけを、商品メニューとして、他のお客さんにもお知らせします。




一人のお客さんに絞り込むほど、『何をすれば、こうなる』という『結果』がハッキリします。

そのため、パッと見て『いいな』『ダメだな』が分かりやすくなるのです。

『いいな』と感じてもらったものは、その他のお客さんにも『いいな』と感じてもらいやすいからです。

また、『パッと見て、ここがいいな思った』等の『お客さんの声』を載せることで、『みんなも好きなんだ』『いいと感じているんだ』と感じてもらいやすくなります。



このようなシュミレーションを何度も何度も繰り返し、『直感で好きと感じるもの』を見つけていくのです。


一度、試して見て下さい。

お客さんは、『直感で好きと感じるもの』に、お金を出します。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則