こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。
今までやっている事を新しい事に変えようとすると、とてもエネルギーがいります。
職場で、店頭看板を取り入れる時も同じです。
一人でする場合は、ちょっとした勇気と覚悟があればできます。
でも、人数が増えてくると問題も増えてきます。
そんな時に必要になるのが『リーダー』の存在です。
『リーダー』は、誰でもなれます。
しかし、『リーダー』にはタイプがあることを知らないから悩むんです。
今回は、『火のついた炭』と『腐ったみかん』という『リーダー』についてのお話をしたいと思います。
あなたは、どちらのタイプの『リーダー』ですか?
『火のついた炭』とは、上杉鷹山の『炭火理論』からの引用で、最初は自分が火種となり、まだ燃えていない『普通の炭』を、1つ1つ、次から次へと飛び回り『火のついた炭』にします。
たとえ、湿ってなかなか『火がつかない炭』でも、火が付くと信じてあきらめず、そばにいて乾くまで待ち、火をつけ『火のついた炭』を増やしていこうとする自分のことです。
『腐ったみかん』とは、金八先生で有名になった『腐ったみかんの方程式』からの引用で、『腐ったみかん』が箱の中に1つあると、他のみかんまで腐ってしまいます。
だから、他のみかんを救うために、放りだされる自分のことを言います。
あなたは、どちらに見られたいですか?
と聞かれれば、『火のついた炭』はいいが、『腐ったみかん』に見られるのはイヤ。と思うでしょう。
では、少し言い方を変えてみます。
『火のついた炭』とは、かたっぱしから『火をつける』ことで、短期間で『周りの炭』を1つ残らず『灰』にする自分のこととします。
『腐ったみかん』とは、成熟を促進する『エチレンガス』を出すことで、自然に『周りのみかん』を『おいしく』『甘く』する自分のこととします。
あなたは、どちらに見られたいですか?
と聞かれれば、『腐ったみかん』という表現はいまいちですが、まんざらイヤでもない。逆に『火のついた炭』にはなりたくない。と思いませんか?
つまり『火のついた炭』の例えも、『腐ったみかん』の例えも、見方はまったく違いますが、同じことを言っていると思うんです。
それは『リーダー』の重要性です。
『火のついた炭』や『腐ったみかん』に例えられた『リーダー』が、ハッキリした『目的』と『目標』を定め、『責任』を持って『行動しよう』思っている場合と
逆に、『リーダー』の自覚もなく、何も定めず、責任も持たず、好き勝手をやってしまっている場合とでは
それが、大きな違いとなって結果に出てしまうのです。
だから『目標』を定め、『責任』を持って、『行動』できる人は、誰でも『リーダー』になれるのです。
『能力』や『資質』は、あまり関係ありません。
ただ、人により『先回り型リーダー』と『囲い込み型リーダー』の2つのタイプがあります。
◆『火のついた炭』はどちらかというと『先回り型リーダー』です。
既成の考えにとらわれず、優先順位を決め、短期間で突破していく、『情熱型のリーダー』でもあります。
◆『腐ったみかん』は違う言い方をすると『囲い込み型リーダー』です。
大義を掲げみんなと協力して作り上げていく、『協調型のリーダー』でもあります。
職場が2~3人の場合は、あまり気になりませんが、5~6人になると『リーダー』の存在が必要になってきます。
さらに10~20人になると『複数のリーダー』がいなければ組織が回らなくなってきます。
社長さんは、スタッフの仕事に『やりがい』と『責任』を与えましょう。
そして『リーダー』を沢山育てましょう。
『能力』や『資質』に関係なく、『自ら責任を負う』ことができれば、誰でも『リーダー』になれると信じてあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則