おおおおおおお


クローは腰にさしたベレッタを抜いたそしてバイクの男めがけ5発うちこむ


ダダダダダダ ドンドンドンドンドン


ベレッタ独特のドン!という重い銃声が響く バイク男の撃った弾は頭を掠めたが

クローに命中しなかった そしてクローの弾丸は


どさっ


バイク男がバイクから仰向けに倒れる

クローがベレッタを片手に近寄ると


ふうー死んでるな、、


クローの弾丸は見事に額に命中していた 男はピクリとも動かない即死したようだ

クローは気づいてないが彼の才能はこの強烈な運である

銃は普通(手ブレ)というのがあり 必ずどの銃でも撃った瞬間若干上に跳ね上がる

それは完全なランダムで 規則的に縦90度にはねるとかではなく 右斜め上にはねたり

左斜め上にはねたりばらばらである

ベレッタは比較的手ブレは少ないが それでもどこに跳ねるかは予測できず 手ブレによる

銃撃の誤差修正は基本どんなプロでも無理である

なのでAK47のような(沢山撃てる)マシンガンが重宝されるのは

(適当に撃てばそのうち当たる)つまりは一発じゃ当たらないコトを みなわかっているからである

ライフルはほとんどブレはないがその変わりしっかり固定しなければならず

銃身も長い為 持ち歩いて撃つなんてやってたら重いし 何より6発しか装填できないので

出会い頭で敵を撃ち殺すことなんてまずできない

だがクローは さっきのように(適当に撃った弾が全部額に命中する)という

特殊能力をもっている 全然的外れに撃った弾が丁度額方向に跳ねると言う

いわゆる一種の超能力である

追い詰められたり窮地に追い込まれるとその能力が発動するのだが

当然本人はそんな事に気づいてはいない、、、


キャリアは、、 そういうとクローは倒れているキャリアにかけよった



ポコタ郊外 市街戦跡地


今オレはポコタ郊外の市街戦跡地にいる

そうキャリアのイメージビデオを撮影する為である

キャリアはハッサンが用意した防弾ヘルメット 防弾チョッキ 軍用ズボンに身を固め

アサルトライフルを手にとってポーズを固めている そう 何かと因縁のあるあのAK47である

中東では国防軍側もテロリスト側も 使ってるのは皆AK47である

安価で手に入る 頑丈など色々な理由はあると思うが 影でアメリカの武器商人が糸をひいているとも

いわれている

とにかくハンドガンのベレッタが600ドルするのに AK47が150ドルじゃ

皆がAKを買うのは当たり前ともいえる


いいねーキャリアちゃん ちょと笑ってポーズとってみよかー


ハッサンがそんなことを良いながらデレデレしている

確かにキャリアのかわいさの前では誰もがそうなる オレはこれでマトモナコトが証明された

と、そんな事をしていると突然


大変だー ハッサン逃げ


ダダダダダダダダ


突如銃声が聞こえると 大変だと言ってた男が撃ち殺された

よく見るとバイクにのった男がAK47を片手に銃を乱射している

バイクに乗った男は向きを変えるとこちらに向かってきた


あぶなーい


ハッサンが叫ぶとほぼ同時に 男はバイクを片手で運転しつつ

AK47を右手にかまえ発砲してきた


ダダダダダダ


きゃー


キャリアが撃たれた!! 背中?を撃たれたキャリアはそのまま地面にうつぶせに倒れこむ

カメラマンも頭を撃たれ 倒れる ハッサンは、、既に倒れてる死んだのだろうか?


くそ、、なんでこんな事に、、、


オレはそう思いながらも 腰に差しといたベレッタに手を伸ばした

クローの寝室


キャリアの部屋で二人で、、といきたいところだがあっさりキャリアに断られてしまい

シングルを借りて クローはベッドに横たわっていた

クローはハッサンから受け取ったハンドガンを手に感慨にふけっていた


(これRBから預かってたね もし奴が帰ってきたら渡すようって)


そう前戦場で何度も命を救ってくれたあのベレッタである

ベレッタ92 15発装填可能な あのベレッタである

帰国する際 最後の別れにRBのアジトに立ち寄った際に 自分はもういらないからと

RBに渡したのである RBは(解った じゃあ預かっとく)

そう言って ベレッタを受け取ってくれた それが巡りめぐってまた戻ってくるとは

少し運命めいたモノを感じる

カートリッジを抜いてみる 綺麗だ ピカピカに整備されている

あの頃はカートリッジを抜くと砂埃が落ちてきてた 戦いの連続でロクニ整備なんかしたこと

なかったし RBがやってくれたのだろうか? 新品のようにピカピカだ

弾もマックスまで装填してある


RB今も元気にしてるかなあ?


クローは少しRBに会いたくなった またあのアジトにいけば会えるかもしれない

だけどなんていえばいいだろうか?3000ドル返しにきたとでもいうのだろうか?

貯金は実は2万ドルまで貯まっている 3000ドルなんて簡単に返せる 今なら

だがここで少し我にかえるクロー


まずいな あんまり休むと、、、


クローは雇われ店長である 最近の業績が良いため

来年は給料が年収8万ドルになることが実は確定している 夢の10万ドルまで

後一息なのだ それを店長の一存で無断で臨時休業にしている

もしこれが会社の偉い人にバレタラ、、、 えらいことになるのは間違いない、、


まあでも撮影だけならすぐ終わるだろう 終わったらさっさと帰れば

なんとかごまかせる


ある意味凄い男である 馬鹿なのか 豪胆なのか

クローはふわああとあくびをすると 眠りについた