廃れた村、、、


何時間眠っただろうか? 今が朝?それかこれから夜なのかも区別がつかない

目が覚めたクローは 目を開けたときに 大変なことに気づく

(目のかすみがひどい)

視力は結構いいクローだが 目がかすんでほとんど見えなくなっていた

極度の水分不足なのか? ひどいドライアイになっていたのである

(なんとかして水分をとらないともう何時間ももたないな、、)

酒場の一階にいき何かないか探してみる あるのは食器 中身のない缶詰め

ビンビールのふた ?これは

缶のコーラである

これはのめるのか?? おそるおそる蓋をあけてみる

当然シュワーなんて炭酸の音はしないが 液体はある

一口飲んでみる 炭酸は抜けてマズイガコーラだ 一気に飲むと腹をくだすかもしれない

ゆっくりゆっくり すこしづつ体に流し込んでいく 生き返ったようだ、、、

不思議とすぐ目のかすみはとれた コーラさま様である

そういえば 今弾薬はどんだけあるんだ??

コーラを飲んで少し思考が回復したクローは 腰にさしてたベレッタ

そして残弾を数えてみる

ベレッタのカートリッジは使ってないので15発 ズボンに入れてた弾が4発

後何故かズボンの左ポケットに 374ドル 空港で購入した際のおつりである

(振り出し以下かよ、、、)

拠点で吹き飛んだ2万5千 後新調した装備 それを思い出しがっくりくるクローであった


                       廃れた村


クローは命からがら拠点から逃げ出した

追っ手はこなかったが 当然今までナビをしてくれたハッサンはいない まあ死んだだろう

ここがどこなのかも解らない 荒野を歩いていると 村ぽい集落にたどり着いた

よろよろと よろめきながら クローは集落に入っていく

今もし敵にみつかれば即死だろう まだ収まらない耳鳴り 後10キロ以上走り続けただろうか?

ジョギングならともかく全速力で10キロである ふらふらなのは当然である

のどがかわく、、目がかすむ、、、 とにかく少しやすまないと もうもたない

そう思ったクローは 集落で宿を探し適当に休むことにする もし敵にみつかったら

潔く死ぬか捕虜でいいや そのくらい諦めて、、、

小さい集落である 石つくりの家が多いが人の気配は全くしない

音すらしない 生き物も全くいない

BARと書かれた看板を発見するも 入り口はボロボロ 扉も半分とれていて

中に入ってみたが 人は全くいない 掃除もまったくされてないため 入ったと同時に

ひどい砂埃がまう

(ゴーストタウンか、まあいいだろ)

念のため水道が生きてるか調べてみる

当然だが蛇口をひねっても水は出ない ゴーストタウンに未だに水道がとうってるはずない

調べるのも 無駄だし体力を使いたくないと思い 酒場の2階に向かう

やはりゴーストタウンのようだ 宿屋の2階には寝室と思われる部屋が二つ

ベッドも 部屋ごとにひとつずつある トイレもあったが 使われてない時間が長いのだろうか?

匂いすらしない ハエもいない

クローは便器に座ってみたが水分を使いすぎてるせいか 尿も出ない

このまま水をとれないと危険だなあ、、とか思いつつ とりあえず寝室で寝ることにした

                     敵 襲来


ふぁーんふぁーん


店から出ると 物凄い音でサイレンが鳴る 警戒のサイレンだ

(ジャスダック本隊襲来 応戦せよ)

傭兵の拠点に 攻めてきたって事か? どうなってんだ?

クローがそう思う間もなく

ひゅーん どーーーーーーーん

物凄い音がして 何かが吹き飛んだ その時の爆風でクローは数メートル吹き飛ばされた

何メートル吹き飛ばされただろうか?カールルイスでも飛べないような距離クローは飛ばされた

途中に壁とかがあったら即死だっただろう

(な、なんだ?)

さっき傭兵のボスと話をしたテントが吹き飛んでいる どうやらミサイルを撃ち込まれたようだ

きーーーーーん 耳鳴りがする 思考がまとまらずクローはぼーっとしていると

どーーーーーーーーーん

またミサイルが、、、 もうたまらんと入り口においといた車にむかってクローは走る

(あった) 自分がのってきた車をみつけたとおもったら

どーーーーーーーん

ミサイルが車に直撃 車自体がまるで 空き缶のように吹き飛んだ

もう何が起きてるのか把握すらできない めちゃくちゃである

とにかく逃げるしかない そう思い入り口に向かうと

ダダダダダダダダ

入り口からどんどん 敵兵士が入り込んでくる クローが構える間もなく何発か撃たれ 地面に倒れこむ

(うっ) 撃たれた衝撃で意識が朦朧とするクロー どこを撃たれたのかも解らない

もう死ぬんだな、、 そういう思いがクローの頭をよぎった

ダダダダダダ ダダ ダダ ダダ ダ 

時間にして1分くらいだろうか?一瞬音が鳴り止んだ クローも意識が大分戻ってきた

体を触ると どこからも血がでていない 防弾チョッキにあたったようだ

敵部隊は中央部に向かってるのが見えたどうやらクローは死んだと思ったらしい

今なら逃げれるかも??

そう思ったクローは 敵を無視して建物の影から影へ 必死に入り口まで隠れながら向かう

とにかく見つかったら終わりだ おそらくあの状態じゃもう拠点は敵だらけのはず

まだ応戦してる傭兵隊はいるらしい 銃声は聞こえる

とにかく味方が生きてる今しか逃げるチャンスは無い 建物と建物の隙間を抜けていくが

次の隙間は 物凄い細い、、幅が10センチあるかないか?

(くそ、、)クローは防弾チョッキと AK47を脱ぎ捨て 腰に巻いてた手榴弾、そしてリュックだけ左手に

ベレッタは右手に持ち 細い隙間を抜けていく

痩せ型細マッチョのクローはなんとか隙間を通れた

が、隙間をぬけた際に

カチン

(あ) そう声を上げると手榴弾のピンが外れたのを確認した

細い路地を抜けた際にひっかけたのだろうか?ピンがはずれていたのである

(わあっ)驚いて手を離した際にリュックも一緒に落としてしまう が、戻る暇なんてない

いつ外れたかわからないからもう爆発するまで何秒もない

(くそーーーー)

2万5千ドルを見捨てクローは走った

どーーーーーん

2万5千ドルはあえなくふきとんだ 当然それに気づいた敵がクローの近くへ集まる

とにかくクローは走った たぶんクローを狙って撃ってる奴は沢山いるはずだが

弾より早く走れば、、 そんな思いでとにかく走った

追っ手はこなかった クローが大して重要人物では無かったせいなのか

もしくは傭兵達の反撃がきつかったのかはわからない

クローがビギナーズラックで手に入れた3万ドルは 

あっさり新購入武器と共に

綺麗さっぱり吹き飛んでしまったのである、、、