ポコタの町




       今オレはポコタの町と言われる比較的大きな町に居る


     国境が近くこの辺りには ジャスダックは勢力を伸ばして無い為 比較的平和である


     大きな病院 コンビに ネットカフェまである もちろん空港は無い もし国に帰る場合


    国境を越える必要があるそうだ


   だが国境のむこうは もっと平和なんで 安心して良いとは言われてる


   病院に来て今オレは足の治療をしてもらってる 幸い破傷風にはなってないらしく


   命に別状は無いそうだ 念のため破傷風の予防注射も打って貰った


   治療費は全部で300ドルだそうだ なんとか払えたので前払いでもう払った


   これでほんとに金が無い 宿代や食事代すらキツイ 空港までいったところで航空券買う金すらない


                     話は変わるが、、                         


   戦車にのってた ジョーのオヤジは ヨーネン カジマ 俺でも聞いたことある


    生きる伝説だ 映画エクスペンダブルズのバーニーロス は彼をモデルにしたとも


    噂されている 伝説の傭兵 もう70を超えてるはずだがまだ傭兵をやってたとは


   最近は 彼のことを 逆に リアルバーニーとか 言う人も多く


   ネットとかでは RB の愛称で親しまれている


   そういえば ジョーは


   (補給の為しばらくこの町に滞在する 何かあったら尋ねてよ)


   そう言って住所を置いてったな、、

                         合流地点




 着いた まだ仲間は来てないみたいだ


ジョーはソウイッテバイクを降りた 俺も続いてバイクを降りる


(いてっ) 撃たれた右足がズキズキ痛む どうなってるんだろうか?


(膿んでるかもしれないね破傷風だと大変なことになるなあ)

 

結構ズキズキと痛む 杖が欲しいくらいだ

もし戦闘になったら もうどうにもならないな ジョーに任せて伏せるくらいしか出来そうにない


しかしほとんど何も無い荒野のど真ん中みたいなとこだ 10メートル先に大きな廃ビルがあるくらい

それ以外は何もない これで仲間とやらはわかるのだろうか?


(あ、来た来た) ジョーが言った方向に手を振ってると 遠くからなにやら

ちかづいてくる 目を凝らすと段々見えてきた


一台は 軽トラック もう一台は T55 戦車だ


軽トラックから ジョーのようなフル装備で固めた男が二人降りてきた

一人は若い黒髪の 日本人?チャイニーズか?東洋人

もう一人は中東色が強い現地人ぽい人間だ

(ジョーその人は?)

東洋人がジョーに話しかけると ジョーが説明した

(へえー妙な偶然もあるもんだね こんなところで会うなんて)

東洋人は なるほどと 何度も首をうなずくように縦にふった

少し遅れて 戦車が着いた 戦車から出てきたのは 屈強な老人?だ


ジョー どうだ?ターゲットは仕留めたか?


そうその老人が言うとジョーが


はい父さん


(は?父さん??) 

                       荒野のシミ、、、


まだ痛むか??


そうジョーが言うと クローは

(ああ、でもおかげで大分いいよ) そう返した

ジョーも傭兵らしい 彼はあのトラックにのってた連中を狙っていたらしく

バイクで追撃している最中だったそうだ

突如 民間人?と思われる 自転車を追っていったので 慌てて追っかけてきたそうだ

オレの手当てをした後ジョーはバイクにオレをのせ

この 荒野のシミ といわれる 小さな野営地に来ている

野営地といっても人がいるわけでもなく 木が一本あるのと焚き火の後があるくらいである

町と町の間に荒野が続く為 傭兵はここで野宿することが多く いつの間にか

荒野のシミ という俗称がつくようになったらしい


後4時間もバイクで走れば 仲間との合流地点に着く

そうしたら仲間の車で 町の医者まで連れてくよ 


ジョーはオレに何も聞いてこない なぜそうなったとも 何をしてたとも

ジョーはオレのことを民間人だとおもってるのだろうか? まあベレッタくらいなら民間人でも持つから

(武装してた)とは 思わないのも普通だとは思うが

そういえばベレッタの点検を忘れていたな

おもむろにベレッタを取り出してカートリッジを取り出してみる

13発残ってる 2発撃ったか、、、 ポケットに入れといた弾丸を取り出し カートリッジに詰める

カートリッジに15発 ポケットに2発 計17発か、、 大分少なくなったなあ

(9ミリパラか アサルトライフルしか今はもってないからなあ)

おもむろにジョーが話した (9ミリパラもってたらあげたんだけどね)

ベレッタは9ミリパラベラム弾である アサルトライフルと呼ばれてるAK47は7ミリ弾

実はベレッタのほうが弾自体は強いのである

よく映画でブルースウィリスがダイハードで使ってるのがベレッタで

トラックに乗ってる兵士を ドアの外側から貫通させて殺すシーンがあるがあれは本当である

マシンガンをもってた敵は外に出ないと撃てないが ベレッタなら外から撃ち殺せるという

それを顕著に表したシーンでもある

(いや そんなの気にせんでいいよ 護身用だし)

ついウソを言ってしまった ジョーは拠点でオレが買った時の装備以上の装備で全身をカタメテル

THE傭兵って感じだ それにくらべオレは、、 Tシャツにジーパン

ベレッタ一丁、、 サバイバルナイフすらリュックにいれっぱなしだった、、

これで傭兵って言えるのだろうか、、 そもそもそれ自体物凄い勘違いだったのではなかろうか??

(出来たよ 食べナよ)

焚き火でジョーがちょっとした料理を作ってくれた

携帯していた豆の缶詰めをあけて 焚き火においてあったフライパンにのせて

ライターで火をつけた それに塩をふっただけである

それをサバイバルナイフで分け そこの木からもいだ葉っぱにのせてくれた

もちろん スプーンなんてないからてつかみで食う

(うまい、、、) なんてことない味だ だがこの世のものとは思えない

究極の味に思えた ジョーは水筒の水もわけてくれた

(あんまりのこってないけど オレは結構まだ元気だから全部飲んで良いよ)

彼の優しさが 本当に嬉しかった こんな地獄でも神はオレを見捨てなかった