アメリカとある町


いらっしゃいませ 何名さまですか?


元気にレストランで働く見慣れた男、、 そうあのクローである

クローはRBからもらった3000ドルで 航空券を買い帰国 (無能らしく生きろ)と

言われたのを胸に 元いた町で暮らしていた

生まれた時から自分は(人とは違う)と思い続けていた だから色々頑張ったし努力もした

でも全部ダメ 後一歩で届かない 傭兵の時だって3万ドル手に入れたのに持って帰れない

理由はたった一つ (有能だと勘違い)していたからだ

無能で何が悪い? そう開き直ったクローは頑張らなくなった

背伸びした職場は辞め ファミレスで働き 一生懸命働かず適当に流して働くようになった

職場は無能なやつばっかりで 流して働いても一番効率よく働くのはクローである

どんなにレベルを落として働いても一番になってしまう それは一度地獄を見た男が

培った 見えない力なのかもしれない、、、


これでよかったのかな?? RB


無能であれ というのは 自分を知れということ

自分にあったスタイルで生きていけば 勝ち続ける事が出来る

そういうことをRBは言いたかったのかもしれない


クロー ちょっといいかい?


店長がクローに話しかける


(今度支店を出すことになったんだが クロー支店長やってみないか??)


意外と無能が1千万稼ぐ日は そんなに遠い日じゃないのかもしれない、、、


爆運傭兵クロー キー 第一部 終幕

                      RBのアジト



         あんたはここに来る資格が無い


まさかの一言にオレは動揺を隠せなかった 尊敬する英雄にまさかこんな事いわれるとは

資格が無い?? 資格ってなんだ?? 売ってるものかよ?

そう心の中で思ったのを完全に見透かされたのか RBはこう続けた


あんたは? って顔中はてなマークになってるなあ

大方資格ってなんだよ?とかそんなとこか?まあいいだろう 説明してやる

いいか?どの世界でもそうだと思うが 金を稼ぐには金がいる 金持ちだけがサラに金持ちになれる

これはこの世界のルールみてえなもんだ 貧乏人は一生貧乏人 頑張りはたいして関係ねえ

ほんの一握りの(運が良い)奴が貧乏人からびっくりセレブになれることがある

玉の輿とかスーパースポーツ選手とか だが玉の輿は相手に好かれなきゃダメだし

どんなに美人でも運が悪けりゃ売れ残る 超絶運動神経もってても

ケガすりゃおしめえだ

つまり運がなきゃ 貧乏人が金持ちになんて絶対なれねえんだよ わかるか??


、、、 クローは目を潤ませて 聞いた 涙が出そうだ 尊敬していたある意味目標だった人に

こんな ひどいことを言われるなんて 自分は一生無理 そもそも資格が無いなんて、、、


(解らなくもない でもそんなの納得できないししたくもない 人生は一度しか無いんだ

例え死んだって 惨めに細々とただの貧乏人で終わるなんて 宝くじが当たるような幸運を待つだけなんて、、、)

クローはそういうと涙が抑えられなくなってしまった そもそも人生に絶望してきた戦場

全てを投げ打ってまでやった勝負を こうもあっさり否定されるとまるで馬鹿にされてるようで


な、、解ってねえのさあんたは


そう言ってサラにRBは続けた

        

あんたの頭はそのへんがスカスカなのさ わからねえのか??


ホンとはこんなこと言ってやりたくねえんだが 特別に教えてやるが 金がねえなら 金をつくりゃいいんだよ 金があれば金持ちになれる こんな簡単なシステムなんだぜ?


矛盾だらけでさっぱりわからない 金がなきゃ金が作れないなら

どうすりゃいいっていうんだ 

         

金のある奴を利用するんだよ わかるか??

金のある奴は大金を作れる つまりだ 大金を作れる奴と一緒に仕事をすれば当然報酬もがっぽりだ

報酬はあの大企業とかいうフザケタ鵜飼いシステムじゃなければ普通は(折半)だからな??

あんた3万ドルはどうやって稼いだんだ??


ん?3万ドル? あ、オ、リーコの事か あれは本当にたまたまボスについていって

後一歩でボスが運悪く死んで ああああああああああ


何かが落ちた音がした そうかそういうことか

そうだあの3万ドルはほとんどボスの手柄だった だが後一歩でボスが死んだ為

たまたまそばに居た俺の手柄になったんだ


どうだ??解ってきただろ?これが世の中のシステムの裏をかく方法さ

無能なあんたは有能な奴と組む 有能な奴に稼がせて有能な奴より

ちょっぴり少ない報酬をもらう 有能な奴は報酬多いし満足 また利用して有能な奴に稼がせる

無能なクセニなんで自分で稼ごうとするんだ?? 利用するんだよ?他人を

それが悪いことって言う奴は どうしようもない偽善者だ 悪人がいるならその偽善者こそ大悪人だ

偽善者がこの世で一番人を利用してると思わねえか?ウソばっかりで

だが逆もしかりだ 有能な奴は当然の用に無能な奴を利用してくる それに目くじらたてない忍耐力こそが 無能な奴が頂点を極める方法だと思うがな


オレからは以上だ

これだけわかったら国に帰った方が良い 航空運賃くらい

オレが餞別で出してやる


そういうと RBはポーンと封筒を投げてよこした中を見ると

3000ドル入っていた


それはくれてやる

お駄賃だ 返さなくて良い あんたは本当に死にかけたり辛い目にあった

その残念賞だ 後はそうだな 息子がメキシコで頼んだ通訳料だ

国に帰ったら 無能だと言うことをキモに命じて無能らしく人を利用しまくって

生きていくんだ それだけで あんたは十分金持ちになれるはずだ


RBはそう言い残すと階段を下りていった

             

                        RBのアジト



言われたところは 自動車整備工場のようなところだ ここがジョー達のアジトなのだろうか?

病院も退院して 足も大分いい 病院食に飽きてたところだし そろそろ肉がたべたいところだが、、

無駄使いするほど金に余裕が無いのが事実 なんでもいいから働かないと

RBなら傭兵ギルドの紹介くらいできるかもとも思い 尋ねてみた

 (こんにちわ)そういって 中に入ると そこではRBが戦車をナにやら整備していた


おお、来たか まああがれ 茶でも出してやるぞ


そういうと RBは手招きして階段で2階にあがった 


で、どうした?何かオレに用があってきたんだろ??


鋭い、、 もう見透かされてるようだ 気さくな良い人だが やはりただものではない

とにかく黙っててもしょうがないので今まであったことを洗いざらい話した

傭兵になりたくてきたこと 3万ドルの事 死に掛けた事 金がないことも

RBは何も言わずヒタスラ頷いてたが 全部聞き終わると すっくと立ち上がった


悪いがはっきり言わせてもらうぞ??

RBはそういって語りだした


あんたは はっきり言って ここに居る資格が無い