ノンアルコールドリンクを飲みながら、お互いの近況報告をして少しした頃、ちんちくりんがパンフレット?を取り出した
なんぢゃこりゃ?
変なジジイの写真が載っている
ま、まさかこれは・・・・・
「私の信仰している教えの教祖様です」
し、新興宗教!?
「私は教祖様の教えで、夕方17時半から西の方角に向かって、お題目を毎日唱えなければいけないから、16時までしか働けないんです」
電車遅延でできなかったら、電車内や道端で唱えるのか?
「教祖様に話したら、ailureさんにぜひ会いたいって。一度道場に来ませんか?」
やだよ
「多分心配だと思うけど、大丈夫です。私も高校生の頃に入信したんだけど、毎日お題目唱えるなんて無理だと思ったけど、ちゃんとできてるし」
10年唱えて不細工ちんちくりんかい
「いつ空いてます?」
ちんちくりん、目が本気と書いてマジな勢い
どうしよう、食事まだ残っているから逃げづらい←セコい
穏便に逃げるには・・・・・そうだ
「お手洗い行ってきます」
トイレにひとまず避難、そこから夜の店の客に電話して、理由を話して打ち合わせ
席に戻ると、ちんちくりんがまた勧誘トーク始めてきた
その時携帯が鳴り、出るとデカい声で
「もしもしぃailureちゃん?S価学会のO西だけど」
S価学会と聞いた途端にちんちくりんの目つきが野獣の目つきに変わった・・・・・ひぃぃぃぃぃぃぃ
「次の集まりなんだけど〜」
打ち合わせ通り、客はS価学会信者のふりをして電話をよこした
電話が終わるとちんちくりんが
「S価学会の信者と知り合いなんですか?」
「ええ、実は私信者なんです〜」
新興宗教の揺るぎない大御所のS価学会を出され、聞いた事もないマイナー宗教団体信者ちんちくりんはひるんだ!!
ailureちゃんはこの隙に逃げ出した!!ずざざざざざざ・・・・・・・・
いや、普通に食事して帰ったのだけど
それからもちんちくりんはメールで、教祖に会うように誘ってきたが、もちろんお断りした
まもなくメルアドも変更し、逃亡完了
初対面の時に、ちんちくりんから感じたどこか淀んだ違和感はこれだったのか
どうして毎日決まった時間に同じ方角にお題目を唱えると幸せになるのかわからない
別にちんちくりんはちんちくりんで幸せそうでもないし
どうせお布施も要求されるだろうし
今でもちんちくりんはその宗教の信者で、不細工中年独身BBAなのか、もしかして同じ宗教の男性と結婚したのか不明
※ちんちくりんの宗教団体は、教祖が結婚相手を決める例の団体ではない
ぶっちゃけちんちくりんがその宗教団体から脱退していなくても、幸せになっていなくてもどうでもいい
でもね
その宗教団体に所属していなかった方が、多分幸せな人生を送れたと思うよ・・・・・・
白と赤の彼岸花
白の彼岸花の花言葉は「また会う日を楽しみに」らしい
ちんちくりんには会いたくないけどね