犬と猫の自然療法研究所
Emily's Lab..高橋恵美です。
私の夏休みの一大イベント
猫のTNR活動がようやく完了しました。
35℃の猛暑の中21匹の猫たちを
TNRできました。
いやー本当に大変で、倒れそうになりました。
7月にここに外で暮らす猫たちが
たくさんいることを知り
保護団体と保健所に相談して
現地調査を重ねて計画。
この頭数なので、病院予約も大変で
しかも私の住む沼津から車で2時間近くかかる
という難しい条件のなか
いろんな方たちの助けで実現できました。
もともと1匹のこの子の保護依頼があって
調査してみたら
なんと18匹はいるんじゃないかと。
結局、1日目に17匹
3日間で20匹の猫たちをTNRしました。
(犬猫生活福祉財団よりお借りしました)
TNRとは
捕獲(Trap)
不妊・去勢手術(Neuter)
元の場所に戻す(Return)
その中には妊娠猫
産後のママ猫
若い雌猫
と、この活動がなかったら
ますます猫が増えていた可能性が大きい。
手術して、
また外で暮らすなんてかわいそうだと
多くの意見をいただきますが。
20匹の猫を収容して里親産探しをする余裕はどこにもなく
たとえお金を払って終生飼育を謳う施設に依頼しようと思っても
一度にこの数の収容は難しかった。
幸いにも、
この現場の餌やりさんと呼ばれる
餌を与えている方は
この捕獲にも協力的で
リターン後のこの子たちのお世話を約束してくれました。
1匹のチビちゃんと呼ばれるこの子
仔猫?と思うくらい小さくてガリガリな子は
少し前に出産したらしく
その子たちはみんな小さく死んでしまったと、
チビちゃん自身も
目はグジュグジュで、体調も悪く
捕獲後は、入院して治療を受け
体調が戻ってから、手術・リターンしました。
最終日、最後の4頭をリターンに行くと
まさかの出来事が!!
なんと仔猫が泣いていると・・
どうやら、ママ猫が隠しながら子育てしていたらしく
小さな仔猫が保護されていました。
嘘でしょ・・
とても小さくて弱っていたので
とてもこのまま外に置いていけないと
急遽保護して連れて帰りました。
身体の大きさからまだ生まれて間もない?
と思っていましたが
歯が生えてきていて離乳できそう。
この猛暑の中
台風が過ぎ去る中
劣悪な環境の草むらの中
生きていたのが奇跡
今回、保護依頼がなかったら
チビちゃんや、この子の命はなかったかもしれない。
勇気を出して、
連絡してくれたママ起業大学学長近藤洋子さん
ありがとうございました。
近藤さんとの流れは別記事で!
・・というわけで。
保護した仔猫はどうするのか問題。
餌やりさんは、仔猫を死なせてしまったことがあるので
ちょっと自信ないので無理ですと。
保護団体さんは、仔猫のお世話をする余裕なんて全くない。
本当に命を削って活動されています。
そう、私が勇気を出してお世話係に名乗り出ました。
猫の預かりボランティアは何度かやりましたが
こんなに小さな子を現場からそのまま保護なんて
全くの初めて。
やるしかない!と決め
現場から2時間かけて沼津に戻り
日曜の午後に診察してくれる病院を探し
受診からスタート
タイミングよく、搬送中にウンチが出てくれたので
検便も提出
診察の結果
体重280g 小さい!
月齢は、推定1ヶ月を少し
ただ、月齢にしては小さすぎて
駆虫薬が使えないと、
500gになるまで、頑張って栄養つけます!
ノミダニもいっぱい
こちらも駆虫していただいて
ようやく帰宅
ノミダニが落ちるまでと
検便の結果がはっきりするまでは我が家の子達とは隔離
この仔猫ちゃん
保護した時から、信じられないくらい
人懐っこくて、抱っこもできるし
シャーもふーもしない。
近づくと、
遊ぼうよ!遊ぼうよ!って
ケージの中から手を伸ばしてくる。
そして、可愛すぎて困る。
いや、本当に困るくらいに可愛い。
爪切りをさせ
トイレも猫砂の中にできるし
お顔が最高に可愛い❤️
ノミが落ちたら、クレイで綺麗にしてあげるのが
楽しみ
とにかく栄養つけて大きくなるために
こちらのフランス産🇫🇷オーガニックドライフードと
ドイツ産のレトルトフードをモリモリ食べています。
ボーンブロススープも大好き!
栄養つけて大きくなるのを待ちながら
里親募集をします。
たぶんね、
この子には兄弟がいたらしいの。
一緒に泣いてた?という情報も寄せられていて
私たちも必死に捜索したのだけれど
結局見つからず。
その後子猫の鳴き声を聞いた人はいないのです。
こうやって、多くの命が失われる中
必死に生き延びたこの子には、元気で幸せになってほしい。
どうか皆様
このおチビちゃんの成長を見守ってください。

これからの講座・イベント
動物のクレイを本格的に学ぶ
アロマフランス認定資格講座 アニマルクレイテラピスト講座は
9月募集
10月講座スタート予定です。