犬と猫の自然療法研究所

Emily 's Lab .高橋恵美です。

 

お預かり中の16歳のシニア犬シナモンと暮らしてみてわかったこと。

 

それは、

老犬と暮らすには「覚悟」がいるということ

 

その覚悟も刻々と変わっていき

まずはじめにやってくるのが

 

「老い」を認める、あきらめる覚悟。

 

今まであたりまえにできていたことが

今日になったらできなくなってしまう。

 

 

たとえばおトイレ。

 

シナモンも、トイレシーツの上でできていたはずのトイレが

我が家に来たとたん、全くできなくなっていた。

 

環境が変わってしまって対応できないのだろう。

何度教えても、

足を上げて、家中にマーキングしてしまう。

 

うんちも、家のなかに転がっていることが度々あったりして。

 

もちろん、元に戻す対策や工夫をするんだけど、

今度は留守中に隠れてするようになってしまって。

庭に出してあげると、ちゃんと自分お場所を覚えていて

そこにできるのに・・

 

まあ、仕方ないよね。

 

ご飯も、シナモンなりの食べ方のこだわりが強く

どんな工夫をしても

一度お皿の外に出してからたべるのよね

 

だから、食べ終わった後は惨状よ・・

歯周病で歯がほとんどないから

お水を飲んでも、お皿の周りが水浸し

 

ま、これも拭けばいいだけよね。

 

こういうことは、人間ががあきらめる。

 

ただ、なんでも諦めるのではない。

 

これだけは!

よあきらめないこともあるんです。

 

動くこと

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動物にとって、動くことは生きること。

できるだけ体を動かします。

 

シナモンは、今まで走ったことはほとんどなかった子

でもうちに来てからは、

ものすごい速さで走るようになりました。

 

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外に出たい一心で

苦手な階段もステップも上手に乗り越えられるように。

こうなると、身体が変わってくるからすごいよね〜

 

くびれがキュッとできて

身体がしまってきた。

老犬だからもう無理よね・・なんて言っていたらもったいない

 

 

シナモンは、とにかく要求吠えがものすごく

何かして欲しいときは

吠え続ける

 

「ごはん」

「遊べ」

とにかく吠える

 

これは、あきらめないよ。

 

吠えたらとにかく無視

シナモンは、怒られ慣れているので

キツく叱っても知らん顔でまったく効果なし。

 

なので、

吠えたときは、相手をしない。

目も合わせない。

で、落ち着いたら褒めまくる

これで、ほぼ吠えなくなったからすごいよね。

 

歳をとって、頑固になる部分ももちろんあるけど、

それでも、まだまだ修正できるってすごいことだよね!

 

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そんなときは、極上おやつを作ってあるので

それをたっぷりあげます。

 

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幾つになっても、褒められて、美味しいものを食べられるって

嬉しいことなんだよね。

 

 

とは言っても、

朝の忙しい時や

出かける前に、

外から帰りたくないと、手を噛まれたりすると

イライラするし

文句も言っちゃう。

 

それは仕方ないと思ってる。

でも

申し訳ないなと思ったときは

 

美味しいご飯を

心を込めて作るようにしている。

人も動物も胃袋掴むとはやい(笑)

 

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シナモンは、けっこう私に懐いてますの

 

老犬と暮らす

ってもしかしたら

「介護」を思い浮かべる人が多いかもしれないけど。

 

介護の前に「老化」と向き合い

老化を認めてあきらめる。

 

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綺麗事ばかり言ってらないけれど

それでも、

生きていてくれてありがとう

と思うし

 

いつまでも一緒にいたいなどと

夢のようなことを思ってしまう。

 

そう、老犬と暮らすというのは

いろんなこともあきらめる覚悟

 

そして、

見送る覚悟

 

いくつもの覚悟がいるんだと

実感する毎日です。

 

人もペットたちも

介護されているみなさん、

覚悟を決めて、大切は時間を悔いのないように!

 

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