犬と猫自然療法研究所

Emily's Lab.高橋恵美です。

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突然ですが

みなさんのお家のわんちゃん、猫ちゃんは

避妊、去勢手術してますか?

 

それはいつ?なぜその年齢で?

何のために?

どうやって手術するか知ってますか?

 

そんな問いに答えるべく

動物先端医療センター院長小林先生の

不妊手術講座で学んできました。

 

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先生の第一声

 

不妊手術って今では当たり前のように

ものすごい件数の手術が行われてるから

簡単な手術のように思われがちなんだけど、

特にメスの避妊手術は難しい手術であり

絶対に失敗してはいけないとプレッシャーがかかる手術なんです。

 

え?

先端医療センターの院長先生でも

プレッシャーがかかるなんて!

どういうこと?

 

先生曰く

特にメスの不妊手術そのものが難しいのもあるけど、

小さな卵巣を取り残ししてしまうこと、

特に野良猫たちの場合は、

その手術後に

リターンされることが多く

リターン後もトラブルなく生きていけるよう

手術を成功させてあげないといけない。

 

なるほど。

 

いまの流れとして、

なんとなく1歳を迎え頃に

そろそろ不妊手術をやっておきますか!

歯も一緒に綺麗にしておきますかね。

 

みたいな感じで

不妊手術を受けることが多いのではないでしょうか。

 

保護猫たちは、

里親さんのところに来る前に

不妊手術を受けてくることがほとんどで

 

たとえ仔猫であっても

譲渡条件の中に、不妊手術を受けること

とあげられていることも多いですよね。

 

なので、本当に必要なのか?

今、必要なのか?

その後のリスクはないのか?

 

など、はっきり答えられるほどの情報がないままに

1歳検診の頃に予約を入れる飼い主さんも

多いかと思います。

 

我が家は、横浜の主治医が

不妊手術は勧めない派だったので

歴代の子達は受けていませんでしたが

メイサはヒート前の不調が続き

主治医に相談して2歳のときに腹腔鏡手術で

不妊手術を受けました。

 

 

Beeは、7歳の時に

今回受講した

動物先端医療センターで去勢手術を受けました。

 

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ぐりとぐらも

1歳を過ぎての手術

 

 

その理由は、主治医の強い想いがあったから。

 

我が家の主治医は、

「不妊手術を受けるかどうかは

問題や、なにか不都合が起きた時に考えればよい。

 

少なくても犬なら2歳以降になって

関節や臓器が十分成長してからの手術がよく

早い時期の手術は勧めない。」

 

特に大型犬の早い時期の不妊手術は

いろんな問題が起きているからよく考えて

という意見でしたので

我が家もその方針のとおりにしました。

 

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小林先生の講座でも

この早過ぎる不妊手術の弊害についてお話しされていました。

 

先生の資料によると

 

犬種によるリスク

わかっている中でも著名なのが

 

 

ゴールデンレトリバーの

腫瘍(血管肉腫)リスク

*1歳未満で去勢した雄は未去勢の3倍増加

 

*1歳未満のメスで避妊手術したメスは4倍のリスク増加

 

骨肉腫

1歳未満オペしない方が良い

特にロットワイラーはリスク3.1~3.8倍

 

 

膀胱癌・前立腺癌

去勢により増加?

スコティッシュテリアは4.6倍

 

など海外の報告ではありますが、

このようなデータを紹介してくださいました。

 

あと最近の情報の中に気になるものが・・

 

不妊手術により

免疫介在性疾患が増加するとの報告あり。

(胸腺の腫大・制御性T細胞の現象による免疫異常?)

 

これにより、

*アトピー性皮膚炎

*免疫介在性溶血性貧血/血小板減少症

*炎症性腸疾患(IBD)

*甲状腺機能低下症/副腎皮質機能低下症

 

などが報告されているそうです。

 

あと病気ではないですが

尿失禁もよく聞かれる弊顔ですよね。

特に雌犬は発生率5.12%

・15kg以上の犬は9.12% ・3ヶ月未満の避妊でリスク増加 雌猫の報告はなし というデータがあるそうです。 そのほかにも 前十字靭帯断裂では *3.18倍(避妊) *2.32倍(去勢) 6ヶ月~1歳未満の不妊手術で増加 等々、早い時期での不妊手術のデメリットが報告されていました。 でも、でもです! メスの乳腺腫瘍のリスク 子宮蓄膿症のリスク 乳腺炎・乳腺腫瘍の予防など 手術を受けることのメリットも多くあります。 その中でも一番のメリットは 繁殖をコントロールできることです。 どんなことでも メリットとデメリットがあります。 その中で、自分にとって どちらを優先させたいのかで選択すれば良いのだと思います。 不妊手術がリスクが多くて怖いのではなく その子にあった時期や方法を 飼い主さんが選ぶことが大切。 あ・・・

うちはもう、早い時期に手術受けてしまいましたよ。 とガッカリするのではなく。 もし、ワンちゃんや猫ちゃんが 原因不明の不調や、 関節の不調が出てきた時に もしかして、不妊手術との関連があるかも・・ と考えることもできるし 腫瘍のリスクが高い犬種の子だったら リスクが多い病気が早期発見できるように 日々観察をするなど できることはたくさんあります。 ぜひ、大切な子たちを見守ってあげてください。 ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧

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