我が家のニューフェイス
白猫兄弟ぐりとぐら。
ちょうど1年前、
TNR活動をしている時に間違って捕獲器に入ってしまい保護され
ご縁があって我が家の家族になりました。
一年前の活動で40匹ほど、
不妊手術をしてリターンしたはずが
捨て猫と見られる猫たちが増え
その子たちが産んだ仔猫も増え
もう一度同じ場所でTNR活動することになりました。
あらかじめ、地域の人や
通りがから人たちから情報収集をして
だいたいの行動パターンを把握
まずは夕方から夜にかけて
捕獲器をセット
この地域は、自分勝手な餌やりさんが
いろんな問題を起こす
とても難しい場所
捕獲器を置いて猫たちの様子を見張っている間に、
近所の人たちが続々とやってくる、
第一声が
「不妊手術なんていいから、
猫をねこそぎもってってくれ」
「うんちや、おしっこをされて
本当に困ってるからなんとかして」
「捕まえて保健所に持っていくのか」
「とにかく迷惑。猫を追っ払って」
もうね、泣きたくなった。
だって野良猫になったのって
すべて人間のせいだもの。
好きで外で暮らしているわけでも
嫌がらせで、おしっこやうんちしてるわけでもないのに
生きてるだけで、
シッシッって追い払われて
おしっこされるからって
土や木を砂利にして
草にはガンガン除草剤をまかれ
この猛暑の中狭い隙間に身を潜めてる
外で暮らす猫たち。
保護団体の方の話しだと
コロナ禍の影響で
明らかに外で暮らす猫が増えているって
ご近所の方の苦情を聞き
外が暗くなりようやく捕獲スタート
今回はどうしても
仔猫とママ猫を捕まえたい。
夜遅くまで粘り
仔猫5匹とママ猫が入ってくれました。
その他にも、予定外の猫たちも続々と捕獲
翌日も、まだ暗い早朝4時前から活動スタート
この時間に始めないと
話しの通じない餌やりさんが
ご飯をあげてしまうので
夜明け前から見張りスタート
捕獲したかった白猫たちは
残念ながら入ってくれなかったけど
若い猫たちを捕獲でき
不妊手術ができました。
活動中にふらふらと弱った黒猫が近づいてきて
どうしても見て見ぬふりができずに
この黒猫さんも保護して一緒に病院へ。
検査の結果、エイズでかなり弱っていると。
とてもリターンできないので
病院で集中的に治療して
様子を見ることに。
そして今朝、病院から連絡があり
この黒猫さんは息を引き取りました。
本当に切ないけれど・・・
ずーっと外で暮らしてエイズになり
スコールのような雨に打たれ
猛暑の中、
お水もなかなか飲めない過酷な暮らしから解放されて
最期は、たっぷりお水を飲んで
涼しい病院の中で二日間をすごし
空に旅立つことができて
少しは救われる気がした。
TNR活動は、批判があるのはわかっている。
でも、どんどん増えていく
外で暮らす猫たちを減らしていかなくては
もっともっと猫たちが生きにくい環境になってしまう。
人間の身勝手な行動が
こうやって動物たちを苦しめる。
本当になんとかしたい。
同じ気持ちを持つ仲間たちと、
これから行動していきます。
手に手をとりあって…
emily









