人とわんこのホームセラピスト
emilyです。
猛暑が続く上に、
週末は台風の影響が心配ですね。
家の中にいても、この夏を乗り越えるのは
大変なのに
外飼いされている犬猫や
野良ちゃんたちは、どうやって過ごしているのかと心が痛みます。
8月初めに、2回目の猫の保護活動をお手伝いしました。
もうね、話しを見聞きするのと
実際にやってみるのは大違い。
本当に大変な活動です。
今回お手伝いしたのは
猫のTNR活動と呼ばれる
飼い主のいない猫が子猫を産んで
これ以上猫たちが増えなくするために
避妊、去勢手術をして
もといた場所に戻して地域猫として
生きていけるようにする活動。
言葉にするとこの数行で終わるんだけど
実際にこの活動をするにはものすごい労力と
手間と、お金と人の助けが必要なのです。
実際に保護団体の方と一緒に活動してみて
本当に理不尽すぎてやりきれないことばかり。
1番かみ合わないのが、
「野良猫に餌をあげなければ
痩せ細ってかわいそうでたまらない」
「私は猫が好きでたまらないから、
お腹空かせてるのをみると見てられない」
「飼ってあげることはできないから、
せめてご飯だけでも食べさせたい」
「手術なんて、かわいそうなことするな」
「野良猫捕まえて、保健所持ってって」
「野良猫捕まえたら、里親探してあげて」
「自分ちの猫じゃないのに
手術するお金出すわけないじゃん」
そして極めつけの言葉が、
「ボランティアのくせに、
猫を見殺しにするのか」
保護活動
避妊去勢手術は、規定の用紙で申請すると
市から補助金が出ます。
あくまでも、補助金であって
全額手術費用が出るわけではありません。
捕獲するための、美味しそうな猫缶
オムツシート
捕獲前のチラシのコピー代などなど
雑費もかかります。
それは、すべて実費になります。
基本的には、この費用は
地域猫たちを見守る地域のかたや
餌やりをする人
そして、私のように、
ばったり出会ってしまった人が
費用を支払います。
この費用を負担してもらわないと
保護活動できませんと話した時に言われたのがこの言葉。
お金を払いたくはないけど、
猫たちの手術はしてほしい。
子猫が増えてしまって困るから
なんとかしてほしい。
でも、お金なんて出す気はない。
そこで、でた言葉は
「ボランティアのくせに」
猫を助けたいなら
ボランティアでお金を払って助けてやればいい
保護団体の方は
「営利目的か!」と言われることもあるそうです。
私の知る限り
ボランティア活動されているかたは
無償で活動されています。
そこにかかる実費を、寄付でまかなったり
私のような、保護依頼をする人から預かって
保護活動を続けています。
「好きでやってるんでしょ」
「猫好きなんでしょ」
「TNR活動をする意味がわからない」
そんな意見があることも
もちろん知っていますよ。
今回捕獲した
仔猫とママ猫は、まだ成長しきっていない
若すぎる出産をしたであろう猫でした。
そんなまだ未熟な母猫が
3-4匹の仔猫をどうやって育てるのだろう?
避妊手術しなければ、
また次の発情の時期に、妊娠する可能性もあります。
生まれた仔猫たちだって、
過酷な環境で、全ての子が生き延びることは
難しいそうです。
だからと言って
ボランティア活動している人が
すべてを助けることはできません。
保護活動をしているからと、
庭先で仔猫が生まれたからなんとかしてほしい
うちの周りで、猫がふえたから
なんとかしてほしい
飼育崩壊している家があるから
なんとかしてほしい
そんな連絡ばかりくるそうです。
【誰かがなんとかしてくれる】
自分ちの猫じゃないから
誰かになんとかしてほしい。
そういうことなんでしょうね。
ボランティア活動されているかたの中には
心が折れて
やめめしまう方も多いと聞きました。
人間の勝手で、
どんどん猫を増やして、捨てて
猫がふえたから処分しろ
人間ってなんなんだろうか。
犬猫の繁殖業者の酷い現状をなんとかしたい!
全国からメール、FAX、ハガキアクションが
送られました。
みんなの想いが届いて
犬猫が救われますように。
自分ではない
【誰か】
にだけ押し付けるのではなく
自分でもできること
探してみませんか?
動物保護活動のこと
また書いていきます。
emily






