人とわんこのホームセラピスト
emilyです



先週末の夜中、
実家の母が、下血して救急病棟に入院しました。

昨年も、大腸の憩室から出血して
下血したことがあったので
「あ、またか」
と思いつつ、看護師の友人に相談し
かかりつけでもある病院の救急センターを
受診しました。


下血がなかなか止まらず
貧血も進んできているので
そのまま入院となりました。

コロナ渦中の救急センターは
厳重な対策を取っていて
付き添いは元気な人が1人のみ。
(この時点で父は帰宅)


・体温測定
・受診するかのような問診
・住所などの連絡先
まで細かく聴取され
ようやく付き添うことができます。



22時に受診許可が出て
病院を受診して、入院手続きが終わったのが
朝の3時半💦


処置室に入ったままだった母がストレッチャーで運ばれて、
入院する救命病棟に行くまでの間に
チラッと顔を見たのが最後


そのまま入院部屋に運ばれ
その後は一切面会できませんからと。


ええーー!
入院の支度のことや
そのほかにも話したいことあったのに、


まぁ、考えてみたら
面会人は感染のリスクではあるけれど
それなら、ストレッチャーで移動する時に
話しをしたかったー

あ、、母は
下血していますが、意識もはっきりしているし 
会話もできます。


翌日以降も、
面会は一切できず
着替えや、荷物も受付で預かり
本人に渡すのみ。

なんかこういう時って
いいこと考えなくって…


ニュースで見た
院内感染した患者さんの息子さんのインタビューが頭をよぎる。

息子さんは、
普通に入院して、治療を受けて帰ってくると思っていたのに

コロナの感染予防で面会できません。

コロナに感染しました。
だから会えません。

コロナで亡くなりましたが、
それでも会えません。

会えたのは、遺骨になった母でした。
→(この内容の信憑性はわかりませんが。)

という言葉が頭をよぎって
いいこと考えない。
夜中の3時の病院だし
ほんと、いいこと全く考えない。


えー!これで
最後になっちゃうかも?


コロナ感染のリスクあるから
孫にも会えなかったのに
このまま会えないー?

なんて考えちゃった。


翌日、と言っても
早朝4時近くまで病院にいたけど。

入院手続きをして
入院の荷物を届ける時も

体温測定
面会理由
問診され、ようやく病棟に上がる許可をもらい

病棟まで上がって 
看護師さんに、様子を聞いて 荷物を渡すのみ。

本人は、個室を希望されてますのでと
料金などの説明をされるが。

料金はまだいいとしても、
面会人もこない
看護師さんたちは忙しいし
こんな時だから、他の人との蜜はできるだけ避けるだろうから。

一日中個室で、ボーっとしてたら
ボケちゃうんじゃない?
などと、またいらぬ心配をしたりして。

→結局は、救命病棟には選択の余地はなく
一般病棟に移っても4人部屋しかなかったので
心配には及ばず(笑)


その後、下血は止まってきたものの
貧血が進んでいたので、
本人の承諾のもとd( ̄  ̄)
輸血をしながら大腸カメラをやりましたと
電話がありました。

うーん、輸血かぁーとはおもったけれど。

カメラの結果、憩室からの出血は全て止まっていたので、絶食をやめて食事をはじめますと。

経過が良ければ、そのまま退院になりますと。

で、本日無事に退院となりました。


退院の時ももちろん病室には入れず
待合室で待ちます。

たまたま一緒になった他の患者さんのご家族も
全く面会ができないことを嘆いてました。

どんな様子かもわからず
洗濯物を持ってくるだけ。

いつ退院になるかわからないし、
本当に心配ですと。

そうですよね。

高齢であればあるほど
大丈夫だろうか?と心配になります。

今は、病気や怪我の心配だけでなく
コロナの院内感染への心配
ボケてしまうのでは?の心配

大袈裟でなく
もう会えなくなるのでは?

そんな心配さえ出てきてしまいます。

きっとこれは、介護施設などでも
同じ、もしくは近い状況なんだと思います。

入院や入居されている方はもちろん

面会に行くのを楽しみにしていた
ご家族、特にお年寄りのご夫婦なんかは
取り残されてしまったように感じているかもしれません。


私の母は、たまたま早く退院できたから
良かったけれど

長期に入院や入居されている方は
本当に寂しいだろうし
家族の心配も続きますよね。



感染予防の対策はもちろん必要です。

でも、
このままずーっと誰にも会えない状況が続いたら
本当に辛いだろうなと思います。

コロナウィルスの理解が深まって
少しずつでも、制限が取れていくことを
願っています。


そして、
医療関係者の皆さんに
心から感謝します。

emily