元気にしてます!
マロンの旅立ちをお読みいただいて
本当にたくさんのメッセージやコメントを寄せていただき
本当にありがとございました。
まだまだ、マロンのいない毎日には慣れませんが
自然と動物に助けられて元気にしています。

日本盲導犬協会 盲導犬の里 富士ハーネス
以前から、ずっと行きたかった
盲導犬ボランティア
こちらの施設が設立された平成18年当時。
パピーウォーカーをやりたくて
何度かこちらを訪れましたが
子供達が、「たった一年で子犬と離れるのは無理」
ということで、結局申し込むことはなかったのです。
その後も、何度かこちらの施設を訪れて
いつかここで、何かのお手伝いしたい
そう思っていました。

この子たちは、
盲導犬を引退した、引退犬。
引退犬の多くは、
引退犬ボランティアさんの家庭でお世話になり
最後の時間を過ごします。
ボランティアさんのお宅に行くまでに間や
盲導犬の啓蒙活動に活躍するPR犬が
「引退棟」と呼ばれる施設で
穏やかに過ごしています。
この子たちのお世話をお手伝いしたい!
マロンがいるときは、どうしても長い時間お留守番をさせたくなくて
なかなか申し込めなかったボランティア。
駆り立てられるように、
申し込みをして、お手伝いをさせていただいています。

陽だまりで、穏やかに眠るワンコたち。
ハーネスを外した時から
やっとこんな表情で休めるんですよね・・
この子たちのグルーミングやケアをしたり。

こんな大自然の中をお散歩したり。
お散歩しながら、いろんんなお話をしている姿は
きっと怪しい人だろうな・・と思いつつ。
富士山を見ながら
いろんなお話をしていると
本当に元気になってきました。
ボランティア活動の中には、
犬舎のお掃除やお洗濯などもあって。
普段家でもやっている家事なのに
この子たちの使うものなら・・と
心を込めて、一生懸命やっている自分が面白い。
そして、一番変わったことは・・
うまく言えないけれど
「世の中、たくさんの人の
優しい気持ちに支えられている」とわかったこと。
1頭の盲導犬が育つには。
・繁殖犬を育てるボランティア(犬たち)
・仔犬の時期だけ、人間の愛情をたっぷりと注ぎ、
盲導犬訓練へと巣立たせるパピーウォーカー
・盲導犬適正に外れ、盲導犬にはならなかった
キャリアチェンジ犬を家庭に引き取る
キャリアチェンジ犬ボランティア
・盲導犬を引退して
その余生を家庭で過ごす引退犬ボランティア
そして、私のように
盲導犬センターの運営や、仕事をお手伝いする
ケンネルボランティア・イベントボランティア
寄付などで、支援してくださる
「賛助会員」
その他にも、
たくさんの物心両面での援助があります。
そんな温かい方達がたくさんいる
そんなことも、今まで知らなかったんだなあと。
お手伝いをさせていただいて
とても大切なものを教えてもらっている気がします。

大きなことはできないけれど、
まずは自分の周りの大切な人や動物たちを
みんなが大切にできるようにできたらいいなぁ
そんなことを想いながら、
元気にしています。
ご心配いただいてありがとうございました。
(文中の画像は、ボランティア活動中でなく
施設見学の際に撮った写真です)
emily


