「人間の成長の法則」というお話です。
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私は、人間の成長の法則を、誰にでもわかりやすい言葉を使って「3つの心」という形で示しています。どんな人も、赤子の時代は、誰かに支えてもらい、助けてもらい、与えてもらって、初めて生きてゆくことができます。私たちは皆、その段階から人生を始めています。もらうことによって生きる。このときの心は、「もらう心」と表すことができます。赤子は「もらう」ことが何よりの喜びです。その心を持つ私たちは、何かを与えてもらい、支えてもらい、助けてもらうことを当然とするでしょう。しかし、成長するにしたがって、人は、何かをしてもらうだけではなく、自分で「できる」ことを求めるようになってゆきます。歩くことができるようになり、文字が書けるようになり、話ができるようになり、算数ができるようになり、仕事ができるようになり・・・といった具合に、「できる」ことを増やしてゆくのです。「できる」ことを喜びとし、それを増やしてゆこうとする心を「できる心」と呼びます。「できる心」は、今日、もっとも多くの人々が抱いている心と言えるかもしれません。それは様々な自己実現を求める段階です。しかし、私たちの魂の成長は、そこで終わるわけではありません。さらに、その先があるのです。それは、自分のことを超えて、誰かに、出会う人々に、関わる方々に、何かをしてさしあげることを何よりもの喜びとする「あげる心」です。この「あげる心」こそ、私たちが本来抱いている「魂の力」を引き出すものです。自己の完成をめざすだけではなく、共に生きる人たちの力になる。周囲の人たちを励まし、支える力になる。同じ時代を生きる人たちを押し出す力になること。「もらう心」「できる心」「あげる心」単純な言葉ですが、これは、与えられる自分から、自分の力を育む段階を経て、さらに自分を超えて、広がるつながりに応えてゆく私たちの魂の成長の法則を表しているのです。
運命の逆転高橋佳子 著三宝出版
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興味深い記事がありましたのでご紹介させて頂きます。
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受ける喜びより与える喜び。この事実は幼児にもあてはまることが、カナダのブリティッシュコロンビア大学の3人の心理学者による新しい研究で判明した。パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス(PLoS One)に掲載された研究論文によると、2歳未満の幼児は、お菓子をもらうことより与えることの方に喜びを感じるという。さらに、単にお菓子を与えるより、自分の持ち物を分けるときの方が、喜びが高いという結論も出している。 大人が人を助けるときに満足感を得ることを測定した最近の研究結果を裏付けるものであり、自腹を切っても社会のために貢献しようとする心理の解明にもつながる。 今回の研究は、幼児が人に与えることに喜びを感じることを示す初めてのものだ。「幼児は本来、自分本位と思われがちですが、実際は、与えることの方に強い幸せを感じるということが観察されました」。共同研究論文の筆頭執筆者ラーラ・アクニン(Lara Aknin)博士は語る。研究では、金魚の形のビスケットなどのお菓子を幼児に与え、数分後、ひとつをぬいぐるみに与えるよう促した。さらに、追加のお菓子を幼児に手渡し、ぬいぐるみに与えるよう促した。幼児の反応は録画され、録画をもとに幼児の幸福度を7段階で評価した。アクニン博士は次のように述べる。「幼児が自分のお菓子を分け与えることに最大の喜びを感じているということが、最も興味深い結果でした。自分にとって何でもないものを手渡すときより、自分の大切なものを人の利益のために譲るときの方が、幸せを感じるのです」(大紀元日本の記事より)
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心理学者マズローさんの“欲求5段階説”はあまりにも有名です。生理的欲求 → 安全の欲求 → 所属と愛の欲求 → 承認の欲求 → 自己実現の欲求さらにその上に「自己超越」の段階があると言っています。「与える」「貢献する」という段階です。そしてこのマズローさんは「人間の可能性を阻害する6つの要因」というものを教えてくれています。
(1)いたずらに安定を求める気持ち
(2)つらいことを避けようとする態度
(3)現状維持の気持ち
(4)勇気の欠如
(5)本能的欲求の抑制
(6)成長への意欲の欠如つまり、この逆のことを積極的にやっていけば良いのです。人間の可能性は無限にあります。そして、その可能性を奪ってしまう要因を知っておくことは、可能性を引き出すためにも、大切なことかもしれませんね♪最後に、マズローさんの言葉をご紹介して終わります。「人びとを成長させる一つの方法は、責任を与え、期待していることを知らせ、苦労をさせ、汗を流させることだと思う。彼らを過保護にし、甘やかせ、代わりにやってやるよりも、自分自身でやらせることである」
※魂が震える話より


