今日11月20日は「毛皮の日」です。
11月20日という日付が「い(1)い(1)フ(2)ァー(輪=0)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「毛皮の日」については日本毛皮協会によって1989年に制定されましたが、エレガントな装いである毛皮は昔は憧れのファッションでしたが、昨今では動物虐待なのではないかと物議をかもしています。
確かに毛皮を取るだけに動物が生産されて、毛皮の材料とされるわずかな時間を生きて犠牲になっているのかと思うと悲しい気分になります。
そもそも毛皮を取るために飼育されている動物に関しては、飼育環境がかなり劣悪で、ストレスによって挙動がおかしくなってしまう動物などもいて、これがかなりの反感を買っているそうです。
人間は自分たちが生きていくために他の動物の命を奪って食べていますが、毛皮に関しては暖房設備や他の素材でまかなえるようになった現代では、ただのファッションのための嗜好品となっています。
こうした批判の声が上がるようになったためか、公の場で毛皮の服を着ている人などはなかなか見かけなくなりました。

【動物の毛の雑学】
※シンデレラは本当は毛皮の靴を履いていた
シンデレラが履いている靴といわれれば、誰もが「ガラスの靴」を思い浮かべます。
しかし、実はシンデレラはもともとはガラスの靴ではなくて「毛皮の靴」を履いていたのです。
そもそもガラスの靴なんて歩いているだけですぐに割れてしまいそうですし、エレガントに見えるとはいえいくらなんでも現実離れしすぎています。
シンデレラという童話はフランスの童話作家であるペローが、17世紀末に書かれたものだとされています。
ペローの書いたシンデレラではガラスの靴でなく毛皮の靴が登場するのです。
しかし、フランス語から英語に翻訳された際に「varie(毛皮)」の部分が、「verie(ガラス)」と翻訳されてしまって、毛皮の靴だったものがガラスの靴となってしまいした。
※ペンギンは羽毛のおかげで冷たい海で泳げる
ペンギンはご存知の通り寒い地域で暮らしています。
餌となる魚は水中にいる為、ペンギンはどれだけ寒くても水中に潜らなければなりません。
しかし、ペンギンは冷たい水中に入っても案外平気です。
それはペンギンに生えたたくさんの羽毛のお陰です。
ペンギンの羽毛は他の鳥類の約2倍も生えていて、水中に入ったところで、羽毛の密度が高く、皮膚まで水に触れることはありません。
もちろん毛先は濡れてしまいますが、皮膚まで濡れなければ体温を保持できます。
飛ぶことは出来ないペンギンですが、進化の過程で他の鳥類にはないほどたくさんの羽毛を手にすることができました。



