
その年に8~9月ごろから仕込まれた新酒が飲めるようになるのが11月1日ごろであることから今日は「本格焼酎の日」です。
焼酎は、“水割り”や“ウーロン割”、“ソーダ割り”といったようにいろいろな飲み方が楽しめたり、「芋」「麦」「米」「黒糖」といった種類も豊富なため、最近では女性にも人気ですよね。
実はそんな本格焼酎には、隠れた健康効果がたっぷりあるのをご存知ですか?
■『本格焼酎』って?
焼酎は、大きく分けて以下の二つに分類されます。
・単式蒸留焼酎(焼酎乙類)
“単式蒸留機”によってアルコール含有物を蒸留し、アルコール度数が四十五度以下の焼酎です。「芋」「麦」「米」「黒糖」など素材の香りや風味がそのまま残っているため、焼酎で香りを楽しめます。
・連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)
“連続式蒸留機”によってアルコール含有物を蒸留し、アルコール度数が三十六度未満の焼酎です。香りや風味をすべて飛ばすため、カクテルやサワーといったようなものによく使用されます。
焼酎が「乙類」「甲類」と表記されると、“「乙」は「甲」より劣っている”と見られかねないという懸念から、「乙類」は「本格焼酎」と銘打たれました。
■『本格焼酎』の5つの効果
*1.血栓予防
血栓は、心筋梗塞や脳梗塞といった病気の原因にもなる恐ろしいもの。でも年齢やストレス、食生活などに影響されて血栓を溶かす酵素の働きが弱ってしまうこともあります。それを助けてくれるのが、焼酎に含まれる“ウロキナーゼ”という成分です。
「ワイン」にも血栓予防に効果のある“ポリフェノール”が含まれていますが、できてしまった血栓を溶かす効果は、焼酎の“ウロキナーゼ”が高いそう。アルコールを飛ばしてもその効果は消えないため、焼酎が苦手…という方は、「調理酒」として活用してみても良いかもしれません。
*2.ストレス解消
人はリラックスをすると、自然に体の筋肉が緩み、血管が拡張します。アルコールを摂取することは、これと同様の体の状態をつくるため、脳がリラックスをしていると錯覚して、気持ちをリラックスさせる“セロトニン”という物質を分泌してくれます。また、焼酎には、香りを嗅ぐと血のめぐりが良くなる効果もあるため、アロマとしても活用できます。
*3.免疫力UP
ストレスは、体の血管を収縮させるため、長時間ストレスを感じたままでは、血液循環が悪くなり、栄養や酸素が体に届きにくくなってしまいます。焼酎を飲むことで血管が拡張され、栄養や酸素が体に行き渡り、細胞の働きを活発にして体の免疫を高めてくれます。
*4.ダイエット
焼酎は、他のお酒と比べてカロリーが低めで“プリン体”も少ないため、ダイエット中という方にもオススメです。さらに血栓を壊して血液をサラサラにしてくれるため、余分なコレステロールも排出されやすくなり、アルコールで体温が上がることで、代謝アップの効果も期待できます。ただし、カロリーの低い焼酎だからと安心して、甘いソーダで割ったりすると、カロリーがグンと上がってしまうので注意してくださいね。
*5.美肌
焼酎は、お肌の敵である“ストレス”を緩和し、睡眠前に適量を摂取すれば、程良いリラックス効果で質の良い睡眠へと導いて、お肌のターンオーバーを促進しくれます。また、本格焼酎には原材料の栄養分が溶け込んでいるため、精製水などで薄めて化粧水代わりに使えば、美肌効果も期待できます。残った焼酎をお風呂に入れれば、美肌効果に加え、アルコール成分が血管を拡張して血行促進にもつながります。
いかがでしたか?焼酎好きな方はますます焼酎が好きになってしまいそうですが、飲みすぎは肝臓に負担をかけるので逆効果…。ぜひ適量を守って、焼酎の効果を最大限に活用してみてください!


