生後19か月の時に高熱にかかり、盲ろうの障害を背負いながらも、世界各地を歴訪し、身体障害者の教育・福祉に尽くした人、
ヘレン・ケラー
ある日、森の中を長い間歩いてきたという友人に、ヘレンさんは聞きました。
「森の中にはどんなものがあった?」
すると、友人は「別に何も」と答えます。
そのときにヘレンさんが感じたことというのが、以下の文です。

「1時間も森の中を散歩して、『別に何も』ないなんてことがどうしたら言えるのだろうと思いました。
目の見えない私にもたくさんのものを見つけることができます。
左右対称の繊細な葉、白樺のなめらかな木肌、荒々しくゴツゴツとした松の木の樹皮・・・。
目の見えない私から、目の見える皆さんにお願いがあります。
明日、突然目が見えなくなってしまうかのように思って、
すべてのものを見てください。
そして、
明日、耳が聞こえなくなってしまうかのように思って、
人々の歌声を、小鳥の声を、オーケストラの力強い響きを聞いてください。
明日、触覚がなくなってしまうかのように思って、あらゆるものに触ってみてください。
明日、嗅覚と味覚を失うかのように思って、
花の香りを嗅ぎ、食べ物を一口ずつ味わってください。
五感を最大限に使ってください。
世界があなたに見せてくれているすべてのもの、喜び、美しさを讃えましょう」
ある人にとったら当たり前のことでも、
無い人や、失ってしまった人にとったら、どんなにすばらしいことか。
本当に大切なものは、
すぐ近くにあるんだよ!
すでに持っているんだよ!
って教えてくれている気がします♪
さあ、今日も、あるものに感謝して、楽しく幸せな一日にしちゃいましょう(o^^o)
※魂が震える話より

