その日の朝、合宿の準備をしていた俺は、母から弁当を手渡された。しかし、あろうことか焦りと母の弁当を持っていく恥ずかしさから、「いらねーよ！」と言ってしまった。母の悲しい表情・・・・結局昼飯はコンビニで買った。しかし、今朝の母の悲しい顔が頭から離れないのもあって全く美味しく感じなかった。そのとき俺の電話が鳴った。病院からだった。母が倒れたというのだ。俺はすぐさま合宿を抜け出し、母のいる病院へと向かったしかし、病院」に着いたときには母はもう・・・・・・・・・・家にはまだあの弁当が置いてあった。母の作った弁当は、今まで食べたどんな料理よりも美味しかった。母の味がした。母の暖かさが伝わってきた。涙があふれ出した。俺はなぜあんなことを・・・・素直に弁当を持っていけばよかった。母に「おいしかった」と言いたかった。母のうれしそうな顔を見たかった。弁当箱の下には、一枚のメモ用紙があり、そのメモ用紙には、こう書かれていた。「お母さんが心を込めて作ったお弁当だよ。美味しく食べてね。」
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何気ない言葉で、親を傷つけてしまうこと、あるのではないでしょうか？は って思ったら後悔するまえに、親に優しい言葉をかけたいですね。
※みんなの感動秘話
ライフタイムシェアより
