今日は「サツマイモの日」だそうです。

なぜかというと、10月はさつまいもの旬であり、江戸から川越までの距離が約13里なので、さつまいもが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と言われていたことが由来となっています。
「栗(九里)より(四里)うまい十三里」については、当時の川越にあるサツマイモが美味しくて評判だったことから出来た言葉です。
この日は埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会によって制定されました。
川越にはサツマイモの地ビールもあります。
この時期は食欲の秋とも呼ばれており、さつまいもに関しても秋の味覚の代表の一つです。
そのままふかして食べても美味しいですし、じゃがバターのようにふかしたさつまいもにバターを乗せて食べるのも美味しいですし、大学いもを作ってみたり、さらにこの時期にはさつまいも味のお菓子などがたくさん発売されて、さつまいもを存分に味わえる季節となっています。
スーパーでは石焼きにしたさつまいもも見かけるようになりましたし、あの美味しそうな匂いにつられてついつい買ってしまう事もあります。

【サツマイモの雑学】
※サツマイモは皮ごと食べるとオナラが出ない
さつまいもを食べた時に一番に気にする事はおならが出やすくなってしまうこと?
さつまいもを食べるとおならが出やすくなるのは、さつまいもに含まれるでんぷんが原因で、でんぷんは胃腸で消化されにくく、いつまでも腸内にとどまってしまい発酵してガスが発生した結果、おならになります。
おならが気になるという方はさつまいもを皮ごと食べると効果的です。
さつまいもの皮の内側には「ヤラピン」という消化酵素が含まれており、これはでんぷんの分解を助けてくれる効果があります。
でんぷんが消化されやすくなることによってガスもたまりにくくなり、おならを抑えることが出来ます。
※サツマイモの名前の由来
「薩摩いも」という名前からもともとサツマイモは日本に自生していたような感じがしますが、日本にはもともとさつまいもという植物は存在しておらず、大航海時代に南米から伝わりました。
日本に初めてさつまいもが上陸したのは沖縄県にある宮古島であり、宮古島の役人が1597年に中国から持ち帰ったものでした。
そして実際に「薩摩」にさつまいもが上陸するのはその100年後のことであり、薩摩にさつまいもが上陸したのは1705年のことだったそうです。
その時はまださつまいもという名前ではなく「甘藷」や「唐芋」といった名前で呼ばれていました。
その後、1732年の享保の大飢饉の際に薩摩藩にあった「唐芋」が幕府に取り寄せられました。
その際に薩摩から取り寄せた芋であることから「薩摩いも」と名付けられました。
