
「 詩 」 ロバート・バーさんの「ほほえみをあなたに」という詩をご紹介致します。
ほほえみ、それは少しも元手はかかりません。
しかし、多くのものを人に与えてくれます。
ほほえみ、それは人に与えてもいっこうに減りはしません。
しかし、もらった人を限りなく豊にします。
しかし、このほほえみはお金で買うことも、人から借りることも、 盗むこともできません。
ほほえみ、それを生み出すのに少しも時間はいりません。
しかし、それを受けた人の記憶の中には 永遠に残ることさえあります。
ほほえみ、それがなくても生きていけるほど強い人は この世にいません。
それがなくてもいいほど豊かな人もいません。
ほほえみ、それは疲れ切った心に休みを与え、 失望した人に励ましを与え、
悲しんでいる人に光をもたらしてくれます。
ほほえみ、それは人生のあらゆる問題に対して 神が与えてくださる妙薬です。
ある人はほほえむことができないほど 疲れているかもしれません。
だから、その人にあなたのほほえみをあげてください。
あなたのほほえみを最も必要としているのは、 その人かもしれないのですから。
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ほほえみを必要としている人ほど、微笑むことができないのかもしれません。
そりゃ生きていれば、笑えないくらい落ち込むときだってありますよ。
こんな話があります。
電車で騒いでいる2人の子どもたちがいて、それを注意しない父親が、他の乗客から言われます。
「迷惑なので、静かにさせろ」と。
その父親は、遠くを眺めていたけど我に返って「あ、すいません。そうですね。注意しないといけないですね」。
そしてこう続けました。
「すいません。ちゃんとしないといけないのですが・・・。 実は今日、妻が亡くなったばかりで、 これから子どもたちに、 どのように君たちのお母さんがいなくなったことを伝えればいいか、ちょっと考えていたものでしたから・・・」
いかがでしょうか。
もしかしたら、何かあったのかもしれませんし、そうしなければならない何かがあるのかもしれません。
相手を想像できる人は、相手が不機嫌だろうと、愛想がなかろうと、関係ありません。
本当の強さと優しさを持った人が、微笑みをかけられる人です。
※魂が震える話より
