宇野千代氏の心に響く言葉より…


リッドキララ

 

●陽気は美徳、陰気は罪悪というのが、私の作った格言であるが、美徳も罪悪も、そのままの姿ではとどまらない。すぐそこで、となりの人に感染(うつ)るものである。どんなに大きな美徳もどんなに小さな美徳も、すぐそばの人に感染る大きな力を持っている。陰気はどんなに小さな陰気であっても、すべての人に感染るものであるから、夢にも、陰気の気持ちを持ってはならない。陽気な人が好かれるのは言うまでもない。


●実際、人間というのは、そこが雨降りだと、世界中どこへ行っても雨降りみたいな気になり易いものですけど、実際にはそんなことはありません。別の場所では、確かに好(よ)い天気で、きれいな花が一ぱいに咲いているところもあるのです。ちょっと気を変えて、一刻も早く、別の新しい道を一歩踏み出してみる。曲がり角を曲がってみる。「おや、こんなところに出たわ」と自分でも信じられないほど、明るい場所に出るものです。


●人の心を明るくするのも暗くするのもあなたの発する言葉次第、どうぞ、人にはやわらかな言葉で話してくださいね。そして、くれぐれも否定語を使わないでくださいね。


●みなさん。どうぞ、みなさんも自分は運の強い人間である、と思ってください。きっとあなたの思った通りになりますから。



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タカミスキンピール

 

◆「陽気発する処金石(きんせき)亦透(またとお)る」(朱子語録)陽気が満ち満ちて発すれば、固い石や金属でさえも突き破ってしまう。陽気に、積極的に行動すれば、どんな困難も突破できる。安岡正篤師は「徳とは無類の明るさのことである」といった。陽気もまた、無類の明るさのこと。「陽気は美徳」。まわりに陽気を発すれば、それが徳積みとなる。


◆「富士山に登る道はいくつもある」それなのに、登るにはこの道しかないと決めてしまっている人は多い。その道を行けなくても、他のルートを見つけられる人は、いつか頂上を目指すことができる。打つ手は無限だからだ。


◆良寛さんは、「自分は貧しいひとりの修行僧なので、人に与えるもの、あげるものが何もない。だからせめて、心をあたたかくするような、心を安らげるような『言葉』をあげたい。それならいくらでもあげることができるから」といった。 口から出る言葉すべてを「あたたかい言葉」「やさしい言葉」「思いやりに満ちた言葉」にしたい、と。


◆パナソニックの創業者、松下幸之助翁は採用試験で、「君は運がいいか?」と聞いたという。幸之助翁自身、「自分は運がいい」と常に言っていたからだ。自分は運がいいと思っている人は、必ず「運」を引き寄せる。



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