10月8日は「いと(10)おいしいよう(8)かん」の語呂合わせから「ようかんの日」だそうです。

 10月が食欲の秋というシーズンであることと、縁起の良い言葉である「八福」も由来となっているそうです。


この日を「美味しくて疲労回復に良いとされるビタミンB1を多く含む羊羹を食べて、元気になってもらう」という事を目的とした記念日としています。


今日のティータイムに羊羹を添えては?


【羊かんの雑学】

※ようかんは元々スープだった


ようかんといえば和菓子であり甘味のイメージが強いです。


しかし実はようかんはあんこを使うような甘い和菓子ではなく、元々はスープ料理だったそうです。


ようかんについては漢字で「羊羹」と書きますが、その漢字の意味のとおり「羊の羹(肉や野菜を汁を多くして煮たもの)」であり、羊のスープで、中国では貴族によって楽しまれているスープ料理でした。


僧侶によって中国から日本へとようかんが伝えられましたが、仏教では肉を食べるのが禁止されていたため、肉の代わりに小豆などを汁に入れて食べていました。


やがて、ようかんはお茶の席のいわゆる「お茶受け」として登場するようになり、江戸時代に入った頃には、砂糖などが加えられた現在ようなようかんが誕生しました。


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※ようかんが白く変色する理由


ようかんは長期保存のきく食べ物として有名ですが、長い間放置しておいたようかんの端っこの方が白く固まってしまったことはありませんか?


白くなってしまったことからカビが生えてしまったとか、そもそも腐ってるんじゃないかと思ってしまうかもしれませんが、実は白くなっていても腐っている訳ではありません。


あの白くなったものの正体は砂糖です。


実は長期間にわたってようかんが保存できるのも、ようかんに大量の砂糖が使われているからです。


そして、大量に含まれている砂糖が時間をかけて結晶化したものが表面へと出てきた結果白くなってしまいます。


砂糖はようかんにとっては防腐剤の役割を果たしています。