今日10月6日は「国際協力の日」だそうです。


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なぜかというと、1954(昭和29)年10月6日に日本が初めて援助国としての国際協力で、途上国への技術協力のための国際組織「コロンボ・プラン」に加盟したことが由来となっています。


「国際協力の日」については外務省と国際協力事業団(JICA)によって1987(昭和62)年に制定された記念日となります。


また、10月6日から1週間は国際協力週間が制定されています。


「コロンボ・プラン」についてはアジアや太平洋にある国々の経済や社会の発展を支援するための団体となっており、この日を「国民の国際協力への理解と参加を呼びかける」という事を目的とした記念日としています。


2017年現在では世界の人口が70億人を超えていますが、その中の約10億人がいまだに貧困や飢餓などに苦しめられているそうです。


日本が国際社会の一員として発展途上国へ技術協力だけではなく、食料などの支援をすることによって、世界の安定と平和につながり、やがてそれは日本の国益となるわけです。


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【ボランティアの雑学】


※ボランティアという言葉の語源


日本のみならず世界中ではいろいろなボランティア活動が行われています。


学校教育としても地域のボランティア活動に参加することもありますし、誰もが人生で一度はボランティア活動を経験しているのではないでしょうか。


実はこの「ボランティア」という言葉の語源はとても古く、11世紀ごろに登場した言葉だとされています。


この時代には十字軍やテンプル騎士団などの軍が存在していましたが、このような軍に自らの意思で志願して兵隊になった人の事を「ボランティア」と呼んでいたそうです。


また、ボランティアという言葉の語源はラテン語の「ボランタス」とされており、このラテン語にも「志願」といった意味があります。


このように元々は自ら志願して兵隊になるという意味で使われていた「ボランティア」が、自らの意思で行う奉仕活動という意味合いに変化していきました。


現在も米軍では自ら志願して兵隊になった人をボランティアと呼んでいるそうです。



※青年海外協力隊は厳密にはボランティアではない


ボランティア活動として有名な青年海外協力隊のCMをよくテレビで見かけますが、実は青年海外協力隊については厳密にはボランティアではないって知っていましたか?


ボランティアの定義として、報酬を受け取ることなく働くという定義がありますが、青年海外協力隊には給料が支払われています。


また、「現地活動費」という費用も請求できるようになっているため、無償で奉仕活動をしている訳ではありません。


国によって支給額などは変動してくるそうですが、基本的には現地生活費や就職準備金や家を借りるための家賃なども支給されていて、発展途上国へ行ったからといって貧しい生活を共にしている訳でもないそうです。


しかし、本当に無償で海外でボランティアを行おうとしてもよほどの経済力がない限りは不可能のため、海外で活動をしたい場合はやはり青年海外協力隊で活動するのが近道といえるでしょう。