□1925年(大正14年)日本でラジオ放送が開始されました。 

 松下幸之助さん率いる「松下電器(パナソニック)」は、その5年後(1930年)新しくラジオの分野に進出しました。 


ところが、このころ特許魔といわれる発明家がいて、アメリカの特許を先に読みとっては日本で登録し、それを売るというようなことをしていた人がいたそうです。 


 ラジオを作るには、どうしてもその特許の部分が必要だったため、多くのメーカーさんが悩んでいました。 


 その時、松下幸之助さんは動きました。 


 発明家の所へいき、当時の松下電器(パナソニック)の経営規模からすれば法外な金額を払い、特許を買い取らせてもらい、その特許を買い取った翌日、なんとっ!この特許を同業メーカーが自由に使えるように、それを無償公開すると新聞で発表したのです!!! 


 「こういうものは、業界みんなで使うべきもの。業界全体で使われるものである」 


 ラジオ業界全体の発展に大きく貢献したそうです。 


 何が正しいのかを、自分自身に問いただした結果なんだと思います。 


 京セラの創業者“稲盛和夫”さんの、「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉と重なりました。 


 大経営者、カッコイイですね♪ 


 ※魂が震える話より