「心は必ず事に触れて来たる」
(吉田兼好「徒然草」より)

人の心は無から有を生じはしない。
何かに触発されて考えが生じる。
誰もが生まれた瞬間から外界の空気にじかに触れ、音や光や温度を感じ、口にした飲食物で味覚を覚え、周囲の人々に接して、さまざまな感覚や考えを知っていく。
しかし新しいことに触れなければ、心は動かなくなる。
いろいろな体験が、良きにつけ悪しきにつけ、心を動かす。
本を読み、音楽を聴き、芸術に触れ、人は感動を探す。
よい感動は心を豊かにし、幸せを感じさせる。
顔は心を映し出す鏡。
心豊かな人の表情は明るく美しい。
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「神道のことば」武光 誠 監修河出書房新社よりhttp://www.dokusume.net/product/pg849.html

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すご~く大切だと思いましたので、自分に言い聞かせるようにもう一度、【人の心は無から有を生じはしない。何かに触発されて考えが生じる】
今の自分を創り上げてきたのは、さまざまな事に触れ、いろんな事を感じ、大きいことから小さいことまでを選択し続けた結果だということです。
本を読むから感じる事がある。
尊敬する人に出会って感化され、真似をしてみたりする。
美味しい料理に触れたり、スポーツを観戦したり、美術館に行ったり、旅行したり・・・
善くも悪くも、その事に対しての感じ方や受け取り方によって、心を動かされるのですね。
自分らしさは、自分が選択した結果、勝手に出来上がってきます。
良いと思うモノの感性によって、選択していった先に自分があるので、例えば本を一冊読んでも、影響されるページは人それぞれ違うんですよね。
違って良いと思います。
10冊読んで、すべての本で、「僕も同じ所に共感しました~」って言う人がいたら、まず疑った方がイイですね(笑)
でも、その良いと思う所が違うからこそ、人と出会うのが楽しくなりますし、出会いの大切さに気付かせて頂けます♪
流行りの「パンケーキ屋」さんや「台湾まぜそば」なんかも、どんな味でどんな見た目でどんな香りで~って聞いて調べ倒すより、1回食べた方が早い(笑)
好奇心と遊び心を持って、ワクワク楽しみながら、果敢に挑戦・経験していきたいですね♪
※魂が震える話より
