今日9月21日は「ファッションショーの日」だそうです。
まだまだ日本で和服が主流だった昭和2年のこの日、銀座にある三越呉服店で日本初となるファッションショーが開催されました。

関東大震災の爪痕の残る中、三越では改修も兼ねた工事で日本初の自動ドアエレベーター設置、エスカレーターも取り入れたそうです。

そんな中開かれたファッションショーは大盛況!
女優の水谷八重子さんらがショーのモデルを務めたそうです。

※日本ではカチューシャといえばヘアアクセサリーとして知られています。
しかし、実はこのヘアアクセサリーの事をカチューシャと呼んでいるのは日本だけなんです。
そのため、カチューシャは日本だけで通じる日本語であり、アメリカやロシアなどの人にカチューシャといっても通じません。
カチューシャは英語圏では「ヘアバンド」や「アリスバンド」と呼ばれています。
なぜ日本ではヘアバンドのことをカチューシャと呼ぶようになったのかというと、大正時代にトルストイの小説『復活』を題材にした演劇が大人気となり、この作品の主人公が「カチューシャ」だったためなんです。
「カチューシャ」を演じた松井須磨子がこの形をしたヘアバンドをつけていたため、その後はそのヘアバンドの名前が「カチューシャ」と呼ばれることになりました。
ちなみに「カチューシャ」とはロシアでは女性の名前に使われるものであり、エカテリーナの愛称として知られています。
カーディガンと言えば、肌寒い時にさっと着れて、老若男女問わずとても使いやすいアイテムですよね。
そんなカーディガン、少し変わった名前のような気もしますが、名前の由来はどこからなのでしょうか。
これはクリミア戦争時に活躍した名将カーディガン7世伯爵から来ています。

戦争で負傷した兵が保温の為すぐに着ることが出来るよう、Vネックのセーターを前開きにしてボタンをつけたのがはじまりとされています。
前開きになったことで、軍服の上からもさっと羽織ることも出来るようになりました。
ちなみに実際にカーディガンと名付けられたのは、カーディガン7世伯爵が亡くなった後の事だったようです。
戦争から生まれた商品というのはたくさんありますが、カーディガンもその一つだったのですね。
因みに、トレンチコートの起源は第一次世界大戦のイギリス軍で、寒冷な欧州での戦いに対応する防水型の軍用コートが求められたことから開発されたものです。
「トレンチ(塹壕)」の称は、このコートが第一次大戦で多く生じた泥濘地での塹壕戦で耐候性を発揮したことにより、平時のファッションとして用いられるようになってからも、軍服としての名残を多く残します。
イギリスのバーバリーとアクアスキュータムの2社の製品が元祖と言われ、現在でも有名です。
実用性が高く、かつ外観的にも機能美に優れることから、1930年代以降、特に男性の冬のファッションにおいて定番の一つとなり、ハンフリー・ボガートやアラン・ラッドなどの俳優がフィルム・ノワールの中で着用したことでより人気が高まり、トレンチコートに「ハードボイルド」のスタイリッシュなイメージを植え付けました。

以上がファッションの雑学でした、いかがでしたか?

