※mixiマイミク・大樹さんのお話です。

 (実際に アメリカで起こったお話です) 


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 以前、アメリカで裁判中に法廷内で銃を乱射して、 裁判官を含む3名が殺されるという事件がありました。 


 その犯人はすでに犯罪者でしたが、裁判を受けるときに、警察官の銃を奪って乱射したのです。 


 しかし犯人は逃げてしまい、行方不明になりました。 


 この事件が編めるかでは連日、大々的に報道されて、その犯人の顔が何回もテレビで放映されました。 


 それからしばらくして、ある日、26歳の女性がその街に引っ越してきました。 


 この女性には子供が1人いました。 


 その子のお父さんは、その子がまだ赤ちゃんのとき、 病気で泣くなり、お母さんは1人で赤ちゃんを育ててきたのです。 


 引越しの間、子供を託児所に預けて、3日目に子供を引き取りに行く約束になっていました。


 2日目の夜に、この女性は自分が引っ越してきた家で、 いろいろ片付けをして、いつの間にか真夜中になってしまい、 食料が何もないので、すぐ近くのスーパーで買い物をしようと外へ出ました。 


 夜中の2時頃でした。 


 前の日の夕方、自分の家に入ろうとしたときに、何か変なトラックが家の前に停まっているなぁ、と気づいていました。 


 しかし、スーパーがすぐ目の前ですから、危険はないと思いました。 


 家の前に同じトラックが停まっていましたが、中にいる様子はありません。 


 けれどもなぜかトラックの居場所が違うような感じがしました。 


 「このトラックは、なぜ停まっているのかしら…」 と不思議に思いながら、女の人は買い物に行きました。 


 無事に帰ってきて、家に入ろうとしたとき、そのトラックの中から1人の男が現れました。 


 男は帽子を深くかぶって、女の人の後ろから銃を突きつけ家に入ってきました。 


 家に入るなり、その男はすぐに女性の手足を縛りました。 


 女性は、「お願いだから私を殺さないで。 自分が死んだら、 あの子は両親のない子になってしまうから、私を殺すことだけはしないで」 と大声で叫びました。 


 そうしたら、ガムテープで口も塞がれてしまいました。 


 その男はソファーに座って、「食べるものをもってこい」と言いました。 


 けれども女性は手足を縛られているから動けません。 


 さっき買ってきたものの中にあると示すと、 男は女性の口にはったガムテープだけは取ってくれました。 


 食べ物を前にすると、男はとても飢えていたらしく、夢中で食べました。 


 その女性は口が自由になったので、「あなたが食べている間、私はどうしても読みたい本があるの。だからそれを読んでもいいかしら?」 と言いました。 


 男は「どこにある?」と聞くので、 女性は「寝室にある」と答えると、「取って来い」といいます。 


 女性は手足をしばられているので、ぴょんぴょん跳んでいって、その本を持ってきました。 


 その女性が口で本のページを開いていると、男は食べながら、「声に出して読め」と言いました。 


 それは“The Purpose Drive Lives(人生を導く5つの目的)”という本でした。 


 女の人は自分が今まで読み続けてきたところを開けて、『たとえ何が起こっても、どうしても読んでおきたいところがあるから、そこを読ませて』と頼みました。 


 そして、その本の中で深い感銘を受けたところを、大声に出して読みました。 


 それは人生の目的とは何か、私たちは何のために生きているか、といったかなり難しい本でした。 


 ・・・人間というのは命を与えられ、生かされている存在だ。 


 そして、一人 ひとり状況は全部違うけれども、それぞれに使命があり、 いろいろな苦しみを経ながら、最後の使命を果たした時に死ぬ。 


 いちばん大切なことは、他の人に貢献することである。


・・・・ 男は銃をつきつけてきたときにかぶっていた帽子を脱いで、「自分が誰だか知ってるか」 と聞きました。 


 それは、毎日、朝昼晩とテレビに出ている、法廷で3人を銃で撃ったその犯人でした。 


 「自分は人を殺したから、これから何人殺しても同じだ」といいます。


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   その犯人がソファーの上に座って、はじめは食べながら聞いていたのですが、 「もう一度読め」と言って、同じところを読ませました。


 『人生の目的とは何か、1人ひとり使命が与えられ生かされている、1人ひとりはかげがえのない存在だ』 


 そういった人生を生きていく上で大事なことが書いてある箇所までくると、 女の人は犯人が言うとおりに また繰り返し、ゆっくりゆっくり、何回も大きな声で読み続けました。 


 女性がその愛読書を10回くらい読んでいるうちに、朝が来ました。 


 明るくなってきたので、 女性は「今朝早く、子供を託児所に引き取りに行くと約束してあるから、引き取りに行かせて」と頼みました。


 すると 犯人は「パンをくれ」と言いました。


 女の人は手足をほどいてもらって、トーストを焼いてバターを添えて出しました。 


 男は「本物のバターだ」とすごく驚きました。


 今まで本物のバターなど食べたことがなかったのでしょう。 


 男はトーストにバターをつけて、おいしそうに食べ、コーヒーをいれてもらいました。 


 女の人が「では子供を迎えにいってくるから」と言うと、男は頷きました。 


 彼女が家から出て行くのを、男はただ目で追って出してくれたそうです。


   この若い女性は外へ出た時、一瞬、迷いました。 


 警察に知らせようか、それとも何も自分に害を加えないでこの家から出してくれた、 その若い男の信頼を裏切るようなことをしてはいけないから、警察に黙っていようかとも思いました。


 実は、女性は自首したほうがいいと男に勧めましたが、 男はそれに対して何も返事をしなかったのです。 


 結局、女性は、罪を犯した本人が責任を取る必要があると考えて警察に行きました。 


 すぐに100人を超える警官が、その家を取り巻きました。 


 そのことに気づいた犯人は、自分から手を上げ、静かに、本当に素直に、家から出てきました。 


 その時、その女性は門の外にいました。 


 警官に捕まえられた犯人は、目を女性の方に向けて、一言、 『ありがとう』 と言ったのです。


 その姿には最初の猛々しさはなく、とても同じ人とは思えませんでした。 


 この女性はおそらく怖くて無我夢中だったと思いますが、繰り返し読まされていた本が 大変よい文章だったので、このような力を与えられたのかもしれません。 


 日本では「言霊」というように、言葉には力があります。 


 人はたった一言で、今まで仲の良かった人との関係を壊したり、 たった一言で、絶望のどん底にいる人を救ったりすることができます。 


 言葉には生命が宿っているからです。 


 また同じ言葉でも、心のこもった一言と、心のない一言では重さが違います。 


 つまり人は、言葉や想念によってある種のエネルギーを自由自在に創り出すことができるのです。 


 人間を殺し、さらに何人か殺すことも恐れない、 そのような精神状態にある若者の心にさえ響くものがあるということを、 この出来事は教えてくれました。 


 □「腹の底(丹田)から人や地球の幸せを願う時、その想いはめぐり廻って自分にかえってきます」





 

 


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