「自分には成功する力がある」と信じることと同じくらい大切なことがあります。

それは「今できなくても、できるようになる」と信じることです。
多くの人が「知能・性格・身体能力は生まれつき決まっていて、自分の努力ではどうしようもない」と考えています。
つまり「がんばっても頭は良くならない(性格は変わらない、身体能力は上がらない)」と信じているのです。
その結果「今の自分ができると思える範囲で目標を立てる」ことになります。
つまり、目標が「自分の未知の能力を引き出す」ためのものではなく「すでにある自分の能力を証明する」ためのものになってしまっているのです。
これは、本当にもったいないことです。
なぜなら「能力とは生まれつき決まっているもので、変えることはできない」という考え方は間違っていることが、多くの研究で実証されているからです。
どんな分野の能力でも、一般に思われているより、ずっと柔軟性があるものです。
つまり、能力は努力次第で伸ばせるのです。
「私は、自分が望むように変わることができる」―――そう思えれば、人生はどれだけ自由でエキサイティングなものになるでしょうか。
やり抜く人の9つの習慣
ハイディ・グラント・ハルバーソン 著
林田レジリ浩文 訳ディスカヴァー
_______
「今、何ができるか」で目標や将来を考えると、今の自分の能力から妥当な目標を考えます。
そこに、「これから成長していく自分」を入れてもらいたいのです。
今は無理かもしれないけれど、成長した3年後の自分だったら実現できるかもしれない。
成長しない前提で考えれば、努力もせずに無難な道を選びます。
成長する前提で考えれば、努力や困難はあると思いますが、もう少し上のステージにいけるでしょう。
難が無い楽な道が「無難な人生」難が有る道は「有難い人生」矛盾しているようですが、楽な人生を歩もうとすればするほど生き辛くなっていきます。
自分から進んで困難に立ち向かう人ほど楽な人生が待っています。
なぜなら、自分自身が成長して「ステージが上がっている」からです。
仮に10段階のステージがあったとして、ステージ5にいる人は、ステージ3の人よりたくさん乗り越えてきた人といえるでしょう。
だから、日常に起きるステージ3の問題には余裕でクリアできるのです。
小学5年生にしてみれば、小学3年生のテストは簡単なのと一緒です。
そうやって困難を乗り越えていった人から「オーラ」というものがでるのでしょう。
なぜかモテる人とか、付いていきたくなる人というのも、なんとなく感じる「オーラ」かもしれません。
なぜかモテない人とか、人が離れていく人というのもそういうものが関係しているのかもしれません。
苦しみに耐え、人には言わず、たんたんと日々を過ごし、努力を惜しまず、それでも周りに勇気や笑顔を分け与えている人は、どんどんステージが上がっていくでしょうね♪
※魂がふるえる話より
