「脳に刺激を与えると新しい神経細胞(新生ニューロン)が生まれる。」


【アクティビティジャパン】遊び・体験・レジャーの予約サイト

 

 □ドイツのレーゲンスブルグ大学ケンペンルマン博士らによる、マウスの実験報告がある。 


 ケンペルマン博士らのグループは、標準的な飼育ケースをふたつ用意して、一方の飼育ケースには遊具である「回し車」を入れ、もう一方のケースには何も入れず、それぞれマウスを飼育した。 


 当然ながら、一方のマウスは毎日遊具で遊び、もう一方のマウスはとくに何をするでもなく、のんびりと暮らすことになる。 


 そうすると、日頃から回し車で遊んでいたマウスの脳内に、驚くべき変化が見られた。 


 なんと、何もしなかったマウスに比べて、おそよ2倍もの新しい神経細胞(新生ニューロン)が生まれていることが確認されたのである。 


 また、回し車でなくとも、飼育ケースにトンネルや階段を設置するなど、豊かな生活環境で過ごしたマウスも、何もしなかったマウスに比べて60%も新生ニーロンの数が増えることが確認された。 


 こうした研究結果から、脳を成長させる新生ニューロンは、外からやってくる何らかの「刺激」によって、自在に増やすことができることが明らかになってきたのである。 


 あなた自身の毎日はどうだろうか? 


 やる気も活力もなく、何年も単調なマンネリ生活が続くと、どうしても脳に入ってくる「刺激」は減っていく。 


 これは、遊び道具の入っていない飼育ケースで育つマウスのようなものだ。 


 しかし、どんな年齢になっても、脳に「刺激」を与えてやれば、新生ニューロンはどんどん増えていくのである。 


 その「刺激」こそが「感動」なのだ。 


 感動で重要なことは、その刺激はあくまでも「予想もしなかった」ものでなければならい、という点だ。 


 つまり、「予定外」や「想定外」の刺激でなくては、感動とはならないのである。 


 脳にとっての感動とは、「予定外報酬」のことなのだ。 


 あらかじめ答えのわかっている報酬については、なかなか感動をともなわない。 


 そこで、 「習慣とは、結局のところ新たに同じことを繰り返すということではないのか?」 という疑問が生ずる。 


 たしかに、習慣とは繰り返しの作業である。 


 しかし、習慣には「いい習慣」と「悪い習慣」とがあることを忘れてはならない。 


 いい習慣とは何か? 


 ズバリ、感動をともなう習慣だ。 


 たとえば、誰もが必ず身につけている習慣に、食事がある。 


 そして美味しいお寿司を食べたとき、極上のワインを飲んだとき、わたしたちは間違いなく感動する。 


 それが以前に飲んだことのあるワインであっても、脳は同じことをただ続けているとは思わない。 


 当たり前の話だが、おいしいものは「何度食べてもおいしい」のである。 


 それでは、悪い習慣とはどういうものだろう?


 感動のない習慣、何も感じることのできない習慣、そしてストレスを蓄積してしまう習慣だ。


 夜更かし習慣、運動不足の習慣、コンビに弁当の食習慣、そして「趣味がない」という習慣。


 これらから感動を得るのは不可能である。 


 気持のいい習慣、没頭できる習慣は、脳にとっても「いい習慣」である。 


 おいしい食事、適度な運動、恋愛や、それにやりがいのある仕事や趣味など、さまざまなものがこれに該当する。



 ※出典:佐藤富雄著『一瞬であなたの人生を変えるシンプルな習慣』フォレスト出版 


タカミスキンピール

 

 日頃使う言葉や口ぐせはとても大事な習慣だ。


 ポジティブでいい言葉を使うことこそ、それが「いい習慣」の始まり。 


 いい口ぐせがその人の良き人生をつくり、そして、運のいいポジティブな人たちを引き寄せる。 


 ユーモアや笑いも習慣にできる。 


 会話の中にユーモアを織り交ぜようとすれば、笑えるネタを毎日探すようになる。 


 ユーモアや笑いが、自分の習慣となって身につけば、最強の「いい習慣」となる。 


 また、読書も、知的で、多くの感動を呼び起こす、「いい習慣」。 


 毎日続ければ、そこに気づきや驚きがある。 


 映画やスポーツを見たり、演劇を鑑賞したり、寄席に行ったりする、ということも大きな感動体験となる。 


 なにも、海外旅行に行くとか、高級旅館に泊まるというような、お金のかかることばかりではない。 


 もちろん、日常の仕事の中や家庭生活に感動を見出すことが最高の「いい習慣」であるのは言うまでもない。 


 身近なことに感動できる、「いい習慣」を身につけたい。 


 【人の心に灯をともす】https://www.facebook.com/hitonokokoro