1985年(昭和60年)8月12日群馬県上野村御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落した。


「お盆の入り」で機内はほぼ満席で、520人もの尊い人命が失われた。

(4人が奇跡的に助かった)


急速に降下する中で書かれた「最期のメッセージ」である。


マリコ  津慶  知代子どうか仲良くがんばって

ママをたすけてください

パパは本当に残念だ 

きっと助かるまい

原因は分からない

今5分たった

もう飛行機には乗りたくない

どうか神様たすけて下さい

きのうみんなと食事したのは最後とは

何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした

どこへどうなるのか

津慶しっかりたのんだぞ

ママこんな事になるとは残念だ

さようなら子供達の事をよろしくたのむ

今六時半だ

飛行機はまわりながら急速に降下中だ

本当に今までは幸せな人生だったと感謝している

(兵庫県芦屋市在住・大阪商船三井船舶・神戸支店長。河口博次さん・52歳)


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あの航空機の大惨事事故。


思い出すだけでも、心が痛みます。


地上を離れた世界では、どうしようもできない死との葛藤に打ちひしがれながらも、愛する家族に向けた最後のメッセージは見るに耐えません。 


 ※いい言葉は人生を変えるより