精神科医、樺沢紫苑(かばさわしおん)氏の心に響く言葉より…


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《アイデアは会議室ではなく現場で生まれる!》


 素晴らしいアイデアを生み出す重大なヒントが、『スウェーデン式アイデア・ブッ ク』(フレドリック・ヘレーン著/ダイヤモンド社)という本に書かれています。 


同書は「アイデアが浮かびやすい場所は4つある」としています。


バー (Bar)、お風呂・トイレ (Bathroom)、乗り物のバス (Bus)、ベッド (Bed) です。 


それぞれの頭文字をとって「創造性の4B」とまとめています。 


アイデアというのは、机に向かって必死に考えていても生まれない。

 

むしろ、弛緩した瞬間や、何も考えていないようなボーッとした瞬間に生まれる。


そんな精神的な弛緩を生み出してくれる場所が「創造性の4B」なのです。


バーでお酒を飲んだホロ酔い気分のとき、お風呂に入ってリラックスしているとき、 バスや電車に乗っているとき、あるいは就眠前、就眠中。


そういう場所で素晴らしいアイデアが生まれやすいというのは、全くそのとおりだと思います。


アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したのも、風呂に入っているときでした。


私も電車に乗っているとき、中吊り広告を見たり、電車に乗っている人を観察していて、おもしろいアイデアが浮かぶことがよくあります。


この「創造性の4B」は、「シータ波の4B」と言い換えてもいいでしょう。


いずれもシータ波が出やすい場所であり、アセチルコリンが出やすい場所でもあります。


期限までに企画書を書かなければいけない、といった状況に追い込まれると、机に向かって必死に考えたり、あるいは会議室に缶詰になって必死にディスカッションしたりする人がたくさんいますが、それらが脳科学的に全く逆効果だったことは、すでにおわかりだと思います。 


ひらめきの材料となるインプット作業は必要です。


たくさんの資料に目を通したり、最低限のディスカッションでアイデアを煮詰める作業は不可欠です。


ですが、肝心のアイデアは机や会議室から、離れた場所で生まれやすいのです。 


「アイデアは会議室で生まれるんじゃない!現場で生まれるんだ!」


不朽の名作『踊る大捜査線』の名セリフをもじってみましたが、「創造性の4B」を意識するだけで、あなたのアイデア出しは非常に楽になるはずです。



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アイデアの生まれやすい場所として、「馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)」の3つがあるという。


およそ1000年前の北宋時代の学者、欧陽脩(おうようしゅう)が残した言葉だ。


まさに、「創造性の4B」とも重なっている。


現代なら、「馬上」は、乗り物のバス (Bus)。「枕上」は、ベッド (Bed) 。「厠上」は、トイレ (Bathroom)。「創造性の4B」にあって、1000年前になかったのは、「バー (Bar)」だけ。


社内にバーを設置してある会社は、海外でも、日本でもすくなからずある。


例えば、ChatWork株式会社は、オフィスにちょっとした小劇場のようなシアタールームがあり、そこでは勉強会だけでなく、スポーツの中継など、お酒を片手に大いに盛り上がる、というコミュニケーションの場となっている。


他には、新卒採用のコンサルティングなどの事業を展開しているLegaseed(レガシード)の2億円かけたオフィスは、都会のオアシスがテーマで、バーカウンターやラウンジもあり、新たな発想の場となっている。


また他に、自宅でもなく、学校でもない、「サードプレイス」という第3の場所がある。


サードプレイスはほっと落ち着ける場所であり、居心地のいい場所のことだが、そこでは様々なアイデアが生まれやすい。


なぜなら、サードプレイスには、バーの機能が備え付けられているからだ。


「アイデアは現場で生まれる」という言葉を胸に刻みたい。 


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