アンソニーロブレスは片足がないまま産まれました。


ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

アンソニーの母ジュディはそんな息子を甘やかす事なく厳しく育てました。


アンソニーは高校に入り友達にレスリングを勧められた事を冗談交じりで母に言いました。


しかし母は「私といつも取っ組み合いをしてるんだからやってみなさい」


とアンソニーは母の意外な言葉からレスリングをする事になり、練習を始める事に。


当然アンソニーは片足がなく力も弱かったため、一番の劣等生でした。


しかしアンソニーはくじける事なく「強い選手にコーチをしてほしい」と普通ならそんな弱い選手にかまってる暇はないというところですが、コーチを頼んだ選手から了解がでてそこで鍛え上げられることに。


その猛特訓でアンソニーの体は筋肉変化していき、ついには片足ならではの戦い方を身につけました。


アンソニーはどんどん強くなっていきついには高校生チャンピオンにまでなりました。


そしてアンソニーが大学2年制の時に急に母ジュディが倒れました。


原因は奨学金で大学に入ったとはいえロビンソン家は母子家庭のため裕福とはいえず生活費を稼ぐために、ジュディは休む間もなく働き、それでも足りないときは一回35ドルで献血までして、無理が続いたことでした。


アンソニーはこれによりレスリングを諦める事を考えたのですが、ジュディはもう反対し、それに応えアンソニーは猛練習をしました。


そして大学最後の4年生で全米アマチュアレスリング大会に出場決勝にまで進出!


相手は前年度のチャンピオン。


しかし、アンソニーは怯むことなく攻撃し続け、ついに全米チャンピオンに!!


片足がない中、健常者と戦いこれほどの戦績を残したアスリートはこれまでいなく、スポーツ全般でその年の優秀選手を表彰する、不屈の努力を讃える「ジミーV賞」に輝き、さらには障害を持つアスリートで最も活躍した選手に与えられる「最優秀障害者男性アスリート賞」を受賞しました。


ーースピーチーー


ありがとうございます。

この場に立てて光栄です。

今夜受賞した人のほとんどが何かを成し遂げたからではなく、周りの人が犠牲を払ったり激励してくれたお陰でこの場にいる事ができるのです。

私の場合それは、母のジュディでした。

私が片脚で生まれた時、母は逃げ出すこともできました。

しかしそうしなかった。

そして母は教えてくれました。

「諦めてはいけない」と私を強くするために、痛みから守ってくれませんでした。

大学2年の時、母は病気になり、私たちは家を失いました。

私はレスリングをやめようとしました。でも母は許しませんでした。

お陰で全米チャンピオンになれました。

そして世界一の指導をしてくれたアリゾナ州立大学と、友人のクリス・フレイジェ、高校時代のコーチ ボブ・ウィリアムズに感謝します。

これからも私は前へ進みます。

私のメッセージを聞いてください。

この世に生を受けた人間は、脚が1本であれ2本であれ困難に立ち向かわねばならない。

どう生まれたかではなく、どれだけ価値のある者になれるか、たくましくあれ、可能性を高めよ、そのために痛みが伴おうとも、私は不満をこぼす事はないだろう。

私の魂は屈する事はない。

どんな敵に立ち向かおうとも恐れる事はない。私は自分の可能性を知っているから 


 ※すべての人が幸せになる魔法の言葉たちより