
星の王子さまは地球上に何千本と植えられているバラの中に、自分が星に残して来たのと同じ花を見つけることができなかった。
いぶかる王子にキツネが言う。
「君があのバラの花をたいせつに思うのは、そのために無駄な時間を使ったからだよ」
面倒に思いながらも水をやり虫を取り風よけを作ってやった時間はいつしか、王子とバラの花との間に愛情を育てていた。
お金にならない時間、得にならない時間、その意味で無駄な時間の中にしか愛情は育たないのだ。
スピード至上、インスタント万能の世の中に、待つことのたいせつさ、無駄な時間の価値を説くこと自体、時代おくれ、見当違いだと言われるかもしれない。
しかしながら、待たないですむ人生などありはしないのだ。
そうだとしたら、待つことの意味も知らなければならない。
「信じる愛を持っていますか」
渡辺和子著
PHP研究所より
・・・━━━☆・今日の1歩・・・━━━☆・
つい損得を考えてしまい、待ちきれなくなることも不安になることも怒りになることもありますが・・・。
待つことによって愛情の芽が出るのですね!
「誰かに対しても、自分に対しても手間をかけて、時間をかけて待ってこそ、愛情は育つ」
無駄な時間は大切ですね☆
※100人の一歩より


