今日は8月1日は「バイキングの日」だそうです。

1958年のこの日、ブッフェスタイルの食事を帝国ホテルが日本で初めて取り入れました。
1957年(昭和32年)、帝国ホテルの当時の支配人犬丸徹三が北欧で体験した料理、スモーガスボードがそのヒント。
犬丸は内容的に「これはいける」と確信、当時パリのリッツ・ホテルで研修中で、後に帝国ホテル第11代総料理長となる村上信夫に料理内容の研究を指示しました。
一方、その名称が非常に言いにくく馴染みが無いものだったため、新名称を社内公募。
その結果「北欧と言えばバイキング」という発想と、当時帝国ホテル脇の日比谷映画で上映されていた『バイキング』(1958)という映画の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから、これを「バイキング」と名付けることに決定、「バイキングレストラン」を1958年(昭和33年)にオープンしました。

このレストランは大変好評を博しバイキングはブッフェレストランの代名詞となり、ここから、日本では食べ放題のことを「バイキング」と呼ぶようになりました。
帝国ホテル新本館17階に、「インペリアルバイキング サール」の名で現存します。


