「一寸千貫」相田みつを 


 むかし、大工さんから聞いた言葉です。 


 一寸とは約3.3センチのことです


 一寸角の細い柱でも 


 千貫の重みに耐えられるということです 


ただし、まっすぐならば・・・ 


そのむかし、阿説示という青年の歩く姿勢のよさに魅かれて舎利弗という人が尋ねました 


 「あなたのお師匠さんは?」 


その師こそお釈迦様 


それが縁で舎利弗は親友の目連と共にお釈迦様の弟子になったということです


生きる姿勢が正しければ 


どんな重みにも耐えられるはず 


 一寸千貫だから 


 苦しい時こそ姿勢をのばせ!!


 「一寸千貫、一寸千貫」 


 苦しいことにぶつかるたびに 


 私の誦えた呪文です