あるとき、一人さんが成功するために大切なモノについて、教えてくれました。



 

「成功するために必要なモノなんだけどね、“知恵”を貸してくれる人もいるよな。

いろんなことを教えてくれて、助けてくれる人。

それと、“お金”を貸してくれる人がいるよな。仕事をするためにはお金がかかるから、貸してくれる人。

この“知恵”と“お金”は出してくれる人がいるかもしれないけれど、一番大切なモノは、絶対に自分で出さないといけないんだよ。

何だかわかるかい?」


私ははてなマークいっぱいの顔をしていると、一人さんはその大切なモノについてこう教えてくれました。


「あのね、“勇気”だけは、誰も貸してくれないんだよ。

だから、自分で出さなくちゃダメなんだ。

だけど、その“勇気”が出せなくって、成功するための一歩を踏み出せないでいる人が多いんだよな。

その“勇気”だけガンバって出せれば、成功間違いなしなんだよ」


この話、素晴らしくないですか!?


私の中では大感動で、本当の成功のコツを教えてもらった喜びでいっぱいになりました!


いくら他人が「エイエイ、オ~!!!」と気合たっぷりに応援してくれたとしても、あなたの足は一歩も前に出ません。


あなたの人生を成功に導くのは、あなたの出す“勇気”だけなのです。 


斎藤一人 お金と強運を引き寄せる最強の口ぐせ宮本真由美 著

PHP研究所


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「勇気」とは何かを知るには、「勇気」の反対を知らなければなりません。


著名な精神科医でもあり、『失われし自己をもとめて』の著書でもあるロロ・メイは、「勇気」の反対語を、次のように結論付けました。


「人は同調するというだけのことです。

多くの人間は、自分は力不足で、人生で何か意味のあることをするなんて無理だと思っています。

できている型を破って飛び出すのは勇気が要りますが、人と同じにしていれば楽なものです。ですから、私たちの社会では『勇気』の反意語は『臆病』ではありません。

『同調』なのです」


今の世の中、失敗したくない人が増えているように思います。


口コミサイトで検索して、みんなと同じようなものを注文して、はずさないように生きている。


でも、よく考えてみてください。


100人いたとして、そのうちの成功者と言われる人は多くても5%(5人)くらいです。


だとしたら、95%の人たちと同じようなことをしていては、上手くいくはずがありません。


おそらく、臆病だから勇気が出ないのではないと思います。


周りと「同調」しているだけです。


皆がやっているから、皆がそうしてるから、皆がそう言ってるから、周りの意見と同調して、何者でもない平均的な95%になっていくのです。


「勇者」とは、その95%から出る勇気のある人のことを言います。


もちろん、失敗もするでしょう。


飲食店に行って、外すこともあるでしょう。


映画を観て、時間の無駄だったと感じることもあるでしょう。


それでも、自分の意志で選んで歩んでいる人が得られるものは、計り知れません。


最初に勇気をもって未知の世界に飛び込む人のことを「ファーストペンギン」と言います。


もしかしたら、傷だらけになるかもしれないし、命を落とすことがあるかもしれないけど、誰にも知られていない餌場がそこにあるかもしれない。


しかし、誰かが見つけた餌場に2番手3番手と遅れて駆けつけても、最初に見つけた人には敵わない。


先行者優位というものが働くのです。


型を破って飛び出すのは勇気が要ります。


カリフォルニア大学のヘンリー・チェスブロウ教授は、

 「ほとんどのイノベーションは失敗する。

でも、イノベーションしない企業は死ぬ」といいます。 


「イノベーションを起こさないことのリスクは、イノベーションを行うことのリスクより大きい」(ソニー・システム技術研究所“藤田雅博”氏の言葉)


僕らの挑戦が、失敗に終わろうが傷つこうが構わない。


それよりも恐いのは、挑戦もせずに死んでいくことだ。


織田信長だって、桶狭間の戦いで10倍もの今川軍を相手に死ぬ気で挑んだからこそ、歴史に名をのこした。


何もしなかった人が歴史に名を刻むことはない。


成功するために一番必要な「勇気」を持って、今日も一日頑張りましょう!


 ※魂が震える話より