世界中で3億部とか、4億部と言われる大大ベストセラーとなった『こころのチキンスープ』シリーズの( ジャック・キャンフィールド & マーク・V・ハンセン、ダイアモンド社 )

第2巻『愛の奇跡の物語』編から、、、、


ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)


【真実の愛】


メンデルスゾーンは、ドイツの生んだ有名な作曲家ですが、これは彼の祖父モーゼのお話です。


モーゼはお世辞にもハンサムとは言えない男でしたが、その上、背は低く背中には醜いこぶがありました。


そんな彼がまだ若い頃、ハンブルグのある商人のところへ出かけていきました。


その商人にはフランティエという美しい娘がいて、モーゼは一目で恋に落ちてしまいました。


しかし、モーゼの醜い姿はフランティエをおびえさせるだけでした。


町を去る日が近づくと、モーゼはありったけの勇気をふりしぼり、フランティエの部屋へ続く階段に足をかけました。


これが、話しかける最後のチャンスです。


フランティエは、輝くような美しい姿で現れました。


でも、顔を上げてモーゼを見ようとしません。


モーゼは悲しみで胸をいっぱいにしながらも、なんとかフランティエに話しかけようと必死でした。


ついに、モーゼはおずおずと言いました。


「フランティエ、あなたは、結婚とは神様がお決めになると信じますか?」


「ええ」。


フランティエは床を見つめたまま答えました。


「あなたは信じているの?」


「もちろんです。天国では、男の子が生まれると、大人になった時、どの女の子と結婚するか神様がお決めになるのです。私が生まれた時もそうでした。でも、私と結婚する女の子は、背中にこぶを持っていると神様がおっしゃったのです。それを聞いて、私はお願いしました。『女の子がそんな姿になるのは、あまりに可哀そうです。どうか、私の背中にこぶをおつけください。その女の子を美しい姿にしてください』と」


モーゼの言葉は、フランティエの心の何かを呼び覚ましたようです。


彼女ははじめて顔を上げ、やさしいまなざしでモーゼを見つめたのです。


そして彼の手をそっと両手で包みました。フ


ランティエはモーゼと結婚し、彼を末長く愛し続けました。     


バリー&ジョイス・ビセル


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 あなたが天国で決めてきたシナリオがあるとしたらどんなものでしょうか?          

それは天国で決めてきただけに必ず「愛」に満ち溢れていることでしょう!


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