第19代内閣総理大臣“原 敬”
忙しい業務の中、訪問客や面会者は当然のことながら多かったそうです。
そうなってくると、待たせてしまう方もでてきます。
しかし、
原さんの元を訪れた方々は、待たされても帰りには喜んで帰っていったといいます。
なぜか?
原さんは、こんな言葉をかけていたのです。
最初に面会する方には、
「あなたとは、どうしても最初に話がしたかった」と言い、
最後まで待たせてしまった方には、
「あなたとは最後にじっくり話がしたかったので、他の用件を先に済ませていました」
もちろん、本当にそう思って言っていたのでしょうが、
この言葉があるのと無いのとでは、凄く印象が変わります。
お待たせしないのが一番なのでしょうが、どうしてもやむを得ずお待たせしてしまう事ってありますよね・・・
また、行列が出来ているお店や繁盛しているお店だと、お客さんも「待たされて当然」「仕方がないよね」と思っています。
だからこそ、待たせてしまった側が、一言添えるとお客様の気持ちが少し楽になります。(もちろん、それで済むわけではありませんが)
相手の時間を奪うということは、相手の命の一部を頂くということ!