みんなが大好きな、学童保育の指導員さん達

指導員さん達は今、「放課後のおうち」に勤めてるのは、みんななんとなく知ってるよね
「放課後のおうち」は、みんなのずっとずっと前に卒所した学童っ子のお父さん、お母さん達が50年も前に最初に作った学童保育を受け継いできたところ。

今年になって、学童の指導員さん達の勤め先が、来年から東京の会社になるって話が出て、みんなびっくりしてるよね。
だって、君たちは、学童の指導員さん達の勤め先が、来年から変わるかもしれないけど、そのことについてどう思う?って聞かれてないもんね。

学童保育の主役は、君達、子ども

それなのに、君達が学童保育や指導員さん達のことをどう思ってるか、君達になんにも聞かないで、学童保育が大きく変わることを決められてしまうのって、本当はとてもおかしなことなんだ。

こども基本法って新しい法律ができて。今年の4月から、国とか市は、「君たち子どもの成長をどんな風に支えていくか」といった、子ども達に関係ある「こども施策」は、当事者の子どもの意見をちゃんと聴いて、その意見を反映させる機会を用意した上で決めましょう、ってことになった。こども基本法11条でそう決められたんだ。

これは、子どもも、大人とは別の一人の人間として、自分に関することを決められる際に、何にも知らされずに、何にも聴かれないままに、決めちゃうのはやめましょう、ってことなんだよ。

子どもの意見を聴いた結果、国や市が行う「こども施策」の内容が変わることも変わらないこともあるだろうけど、どうなるにしても、ちゃんと聴いてもらって決めてほしいよね。そして、どうしてそうなったのか、教えてほしいよね。何にも聴いてもらえずに変えられちゃう、ってそれだけで納得できないよね。



学童保育の主役は、君たち、子ども達だもん。
学童保育で長い時間、遊んだり、おやつを食べたり、宿題したり、みんなで話し合っていろんな行事をしたり。
それをするのは大人じゃない。君たち子ども。

自分に関わる大事なことを、何も知らされないで、何も聴かれないで、勝手に決められてはいけない

こういう考え方を、難しい言葉で、「手続的正義」、っていうの

私は、弁護士として、法教育、って活動もしてるんだけど、それは、〇〇法の条文を暗記しよう、とかそういうお勉強じゃなくて。「手続的正義」みたいな法的なものの考え方を子ども達みんなにも身につけてもらう教育なのね。

そして、こども基本法11条は、君たち子どもが主役の問題についての、「手続的正義」を守るためのものだと思う。

意見を聴いてもらいたかった、変えないで、って市長さんに手紙を書きたい、指導員さん達に会えなくなったら嫌だ、そんな君たちの声を、君たちのお父さん、お母さんから聞いています。

私は、学童保育を大切にしている、そして、法教育、って活動をしている弁護士として、みんなに、意見を聴いてもらう権利があることを伝えておきたい。

君たちには、意見を聴いてもらう権利があったんだよ。大事なことが決まってしまう前に、意見を聴いてもらう権利があったんだよ。

それなのに、意見を聴いてもらえないまま決められてしまったことに、それはおかしい、って声を上げるくれる大人の人達もたくさんいるんだよ(みんなのために素敵なイラストを描いてくれた、がってん!学童


の所長さんもその一人)。そのことを、みんなに伝えたくて、このブログを書きました。




今の学童を変えてほしくなかったのに、意見を聴いてもらえなかった子ども達を応援いただける方、下記の署名にご協力をお願いいたします。




そして、法教育をする弁護士として、深い感銘を受けた、子ども達からの市長への手紙と、津島市の学童保育の方の投稿も紹介します(11月14日追記)。



紹介します。



自分達が、学童保育の当事者で、権利主体。


一人ひとりが権利主体として扱われ、その上で、自分達のことを自分達で話し合って決めることができる環境だから楽しい学童だと、周りの大人達も考えている。


法教育の観点から見て、これだけ子ども達の主体性がある学童保育は津島市が誇るべきものだと思います。