セックスは恥ずかしくないんだぜ | 愛こそすけべ

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「愛」とはどんなものか? まじめで変態で素直でうそつきで純粋で卑猥で。。よくわからない「愛」をテーマにしてみました。「恋」のがよかったなぁ。

高校生のころから、ラジオと言えば「j-wave」。夜は付けっぱなしでそのまま寝てたな。

ラジオって、何かをしながら聞いてられるから大好きだ。つい最近も聞きたい曲のタイトルがわからなくて、「ipodのCMで流れてる曲」をリクエストしたら、かけてくれた。ボクの名前とメッセージまで読んでくれるなんて、ちょっとうれしい。今はハガキじゃなくて、サイトからメッセージを送るだけだからカンタンだよ。

19歳の冬の夜も「j-wave」を聞いていた。その頃ボクは絵を書いていた。絵描きに憧れていたんだ。風景とかじゃなくて人。女性。彼女を裸にしても上手く描けなかったから、キレイだと思った写真を見ながら練習してたんだ。夜の絵描き教室は半年くらい続いたと思う。けっこう高いパステルと画用紙を買って、ハリウッド女優とか描いていた。あとニッセンか何かの通販雑誌の女性下着ページの外人モデルとか。ブラジャーを付けたおっぱいにとても魅力を感じてたんだ。なつかしはずかし。

女の子の肌の質感を出すために、カッターでパステルを上から削って、やわらかいハケで色をつけていた。かなり真剣にやってたよ。変態っぽい行動だなーとか思ってひとりで笑ったりして。ファンデーションを塗っているのと似てるかもね。どこにハイライトをつけようかとか、シャドウは決まってアゴだった気がするな。

まぁラジオを聞きいている側にも、そんな変態がいるわけです。
そしたら、イベントの告知をしていた。企画の内容は「フリーセックス」。「性の自由」。かなり興味をひかれたよ。だってセックスですよ。それで、ファックスで応募してみた。是非参加してみたいです。って。

1週間もしないうちにチケットが届いた。
六本木のクラブでオールナイト。
ボクは友達のなかでいちばんエロに飢えていそうな野郎を誘って行くことにした。

23時スタートで、23時になかに入った。ガラガラだ。当然だよね。ボクらはかさばるコートをコインロッカーに入れて、手ぶらでフロアをウロウロしていた。そのころはジン&トニックが大好きだった。「ジントニ」とか「ジン・トニック」とか略さない。ジン&トニック。今考えると略さないなら「ジン&トニックウォーター」じゃんね。バカだったことがバレバレだ。

VJが「セックス」を連発して言ってる。なんかクールだと思った。「セックスは恥ずかしくないんだぜ」って。そのうちフロアも混んできた。かかってた曲は「君の瞳に恋している」。

踊っていたときに目があった女の子(ももこちゃん)と仲良くなって、休憩しようってことになった。「ジン&トニック」をふたつ。汗だくで一気に飲んで、また踊る。脳みそが真っ白になるくらい踊っていた。気が狂いそうなくらい息切れしてたので、ムッとしてフロアから出たくなって、ももこちゃんを誘って外に出る。自動販売機であたたかいミルクティーを買って、おちつける。

ももこちゃんは社会人の25歳。6つも年上だ。
「たまにはこういうのも良いね。」って開放的になっているももこちゃんは所沢出身。
うるさい所から急に静かな場所にくると、会話の逃げ場がなくなる。とりあえず「つかれたー」って何回もいって、その場をごまかしてた。それで今日ボクがきた目的を考えた。エッチなことをしたいと思ってたんだ。今日のボクもいつもよりも開放的。

とりあえずボクはももこちゃんの顔に近づいて、ももこちゃんの首筋にキスをした。

そしたらそこから火がついた。

ボクじゃなくて、ももこちゃんのほうにね。

ボクからみてももこちゃんは、歯止めがきかない変態だった。こんなところでフェラチオされるわけにはいかないよ。「セックスしたい」っていってみたら、タクシーを止めて「ちかくのラブホテルまでおねがいしまーす」ってももこちゃん。すごい!

タクシーのなかでも、迷惑なくらいキスをしてた。迷惑なのはタクシーの運転手とボクだ。

んでホテルについて激しいセックス。中出し初体験。

終わってからももこちゃんが「ごめんね」だって。「わたし変態なの」だってさ。都会って怖いって思った。


それからボクは、その激しさが欲しくなったときは、ももこちゃんに連絡した。
全部で10回くらいかな? もうちょっと多いかも。

携帯をなくしたときに、ももこちゃんの連絡先もわからなくなっちゃった。
もし携帯をなくしてなかったらさ、いまでもあの激しいセックスができてたのかなぁ。

ちょっと残念な気持ちになったりするけど。
それはそれ。

やっぱり女の子ってわからないな

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