久しぶりどころではない。

何年も放置していたこのブログ。

 

誰も見てないだろうから自由に書く。

 

昨日、私の人生の中でかなり重要な位置をしめていた大切な友人が亡くなった。

 

クマ原田。

 

ロンドン在住のベーシストで、世界的にも有名な人。

1999年くらいに知り合って、それからずっと友人だった。

2000年にはロンドンのクマさんのスタジオにも行った。

あれから23年かー。

お互いに歳を取って、私はすっかり老眼にもなり、クマさんは2度も心臓の手術をして、去年だったかな。一度危篤になり、ロンドンに行こうかと真剣に考えた時期があった。

そこから奇跡の復活をし、なんとなく安心していた矢先の訃報。

 

私の人生の中では、曲がり角みたいな時期に必ず人と出会う。

そして、その人が私に道案内というか、「こっちに行け」と強く背中を押す。

言う通りに進むと上手くいく。

私の人生はその繰り返しなのだ。

自分では何も特別な努力をすることもなく、道標となる人の言う通りに動いているだけの人生なのだ、実は。

その道標の中でも1番大きな影響を与えてくれたのがクマさんだった。

 

10代の頃にお母さんに「ちょっと数ヶ月ヨーロッパに行ってくる」と言い残して、30年帰らなかったクマさん。

自分に対してとても正直で、誰からも束縛されたくない。

でも、人が大好きでものすごくお節介。

お喋りが好きで話がやたら長いから、途中から無視してると「ちょっと、人の話を聞きなさいよ!」とよく怒っていた。

どうでもいいような事にこだわって勝手に怒ることもしばしば。

日本のエスプレッソについては、よく文句言ってたなぁ。

しかも、お店の人に直接言っちゃうんだよね。

 

動物占いは、「ゾウさん」

「大きな耳を持ってるけど、人の話は聞かない」というゾウさんの特徴が気に入って、このフレーズは何回も使っていた。

私がクマさんの話を聞かないと怒るくせに。

 

私がCDを作るからレコーディングするという話をしたら、「僕、誘われてないけど?」と。

なので、数曲参加してもらった。

ギャラは、六花亭のお菓子。

世界的ベーシストなのに。

でも、それがクマさんらしい。

 

クマさんが日本に来た時に約束のお菓子を渡したら大喜びで、でも私がそのお菓子を一つもらおうとしたら、怒ってたなぁ。

もらったけど。

 

細かい思い出が多すぎて書ききれない。

 

でも、こんな些細な思い出が幸せなんだよ。

年取ってくるとジワジワわかってくる。

 

本当に大事な大事な大事な大事な友達だった。

 

昨日はWBCの決勝。

試合開始まで2時間!というところで、この知らせ。

 

最初に思ったのは、「なんでこのタイミング?」

 

かまってちゃんのクマらしいわ、本当に。

 

束縛されたくないけど、寂しがり屋なんだよね。

あー厄介なおじさんだ。

 

突然の訃報から一夜明けて、色々思い出してジワジワ泣けてきている。

「僕がいなくなって、寂しいでしょうー」と、満足げに私を眺めている気がする。

 

あー腹立つ。

 

寂しいよ!!!

 

最悪に寂しいよ!!!!

 

でも、出会って良かったよ。

最高の出会いだった。