今日もおかーちゃんのところに仕事終わりで行く。
毎日顔を見ないと私もなんとなく落ち着かない。
最近おかーちゃんはしゃべり続ける。
病院にいる時間は大体2時間位。
この2時間ずーっとしゃべっている。
現実と、夢と、幻覚と、思い込みと入り混じった話。
自分の薬や病状やリハビリの先生が言った話はほぼ正確に話すけど、幻覚が見えたり他の入院患者さんがお父ちゃんになっていたり、
お父ちゃんが横のベッドで寝ていたり、ありえない事を話し始める。
そーなんやと聞いているけど、あまりつじつまが合わないときは、それおかーちゃんの勘違いやで、、とゆっくり話す、ちょっと混乱するようやけど、、、。
話す事はお父ちゃんの事ばかり、、。
昔の事を思い出してか、苦労した時の事を話す。
故郷の宮崎の事を話す。
おばぁちゃんやおじいちゃんの事を話す。
自分の身体が動かない事を話す。
もう手術はしたく無いと話す。
歩けるようになって外に出たいと話す。
お刺身が食べたいと話す。
トイレに行きたいと話す。
話の途中で泣きながら、、、。
麻痺している手が自分手だとわからず、お父ちゃんの手がここにあると言いだす。
最近、痛みが落ち着いているのだけが救い。