に いびょーご！
（現地モレ語で「こんにちは」）
昨日6月3日でラマダンが終わって
今日はラマダン明けの休日でお休み。
このラマダンの終わりも
夜に月が出ないと終わりにならず、
月が出なければ次の日まで延長、
という決まりで
翌日休みかどうか定かではないまま
仕事を終えたてんやわんやパパと
学校から帰ってきたムスメ1号。
今日が祝日という連絡が来たのが
昨日の夜8時ごろ。
ワタシは断食はしていなかったけど、
毎日一緒にいるお手伝いさんの断食が
終わって、なんだかほっとする。
そして祝日の今日は
パパのイスラム教の同僚宅に
ラマダン明けのパーティーに
招待してもらった。
はじめてのラマダン明けのパーティー。
普段、ウエストはゴムズボン、
トップスは半袖焼け防止のタンクトップしか
着ないてんやわんやママが
めずらしくひらひらのスカートを履いて
めったにつけないイヤリングなんてつけてみる。
同僚の奥さんがこーんなに
たくさんごちそうを準備してくれてたよ。
フォニオやごはんにヤッサソース
といった現地食から
もっちもちのクレープ、チキンやビーフまで。
ムスメ2号は家でお昼ごはんを
食べさせてきたから、ちょっと控えめに…
と思ったら
お皿をテーブルに乗せた途端に
「くれ、くれ」と言わんばかりに
ただひたすら自分が食べたいものを
指差し続けるムスメ2号。
ものすごい勢いで現地食を食べて
（本日2回目のお昼ごはん）
途中からフォークも奪われる。
パーティーだからお揃いの伝統衣装で。
（少食のムスメ1号はごはんに興味なし。笑）
しまいにはヴィレッジチキンと呼ばれる
その辺を歩いて身が引き締まった
かたい骨つきチキンを貪り食う1歳児。
さすがにそれは無理やろ。
この日はホストの知り合いの
いろんな人が来ていたのだけど
みんな家に入って挨拶をして
ごはんを食べ終わると
さっさと帰っていく。
ワタシたちがいる間にも、
みんなとっとと食べて帰るから
テーブルのメンバーが
何度もローテーションしていた。
みんな食べるだけ食べて
どんどん帰っていく。
あまりの回転の速さと
引きの早さにびっくり。
まさに
ただただ
ごちそう振る舞ってます！
って感じ。
みんなどんどん帰っていくし
ウチもそろそろ帰ろうかなー…
と考えていたら
ムスメ1号が結構重めのドアに
足を挟んでしまい大泣き。
ぎゃ
抱きかかえると、
足が痛くて大泣きしながら
ムスメ①：
「ウ◯チ出ちゃったよおぉぉー」
と泣き叫ぶムスメ1号。
ぎゃ
もう、ここ最近
ウ◯チのトイレ失敗率99.8%くらい。
ほぼ毎回パンツにウ◯コもらしてる。
ひとまずトイレに連れていって
おしりを拭いて、
替えのパンツを履かせる。
トイレの水道で汚れたパンツを
洗っちゃえーと思ったら…
み ず が で な い
マダムが「クーぺ（断水）」
と言っていたので
どうやら断水発生の様子。
汚れたパンツを洗いたかったので
平謝りして貴重なお水をいただく。
ちょっとさ、
この先すっごい汚い話していい？
※もうすでに出ちゃってるけど、この先ウ◯コネタ満載の話が出てくるのでお食事中の方、気分を害されそうな方はこちらでお戻りください。パパの同僚宅のトイレで起こったてんやわんやママしか知らないこの先の出来事が気になる方だけ先にお進みください。
いいですか？
はい、いきます。
マダムがね、親切に手桶までくれたんよ。
これ、すっごくたすかる。
あとね、マダムが親切に石けんもくれたの。
固 体 石 け ん
そうだよね、
石けんがないと汚れ落ちないもんね。
この桶に入った水、手桶を眺めながら
やわらかめのウ◯コが
びっしりついたパンツと
固体石けんを手に持って
ほんの少し、ほんの少しの間だけ
立ち止まるてんやわんやママ。
・
・
・
だってさ、
やわらかめのウ◯コが
びっしりついたパンツ
＋
固 体 石 け ん
＋
手桶の水
って相性あんまり良くないんだよね。
固体石けんを使って
やわらかめのウ◯コが
びっしりついたパンツを
手桶の水を使って手洗いする方法は
ワタシが思いつく限りこの2択。
※普段ならさ、水道から出てくる水の水圧でパンツについたやわらかめのウ◯コをある程度流せるけど、断水で手桶の水をかけるくらいじゃ全然びくともしないからね。
選択肢⑴
親切心でいただいた固体石けんを両手でありがたく泡立てて、その泡を両手につける。そしてその手で、やわらかめのウ◯コがびっしりついたパンツをゴシゴシ洗う。
選択肢⑵
親切心でいただいた固体石けんを、やわらかめのウ◯コがびっしりついたパンツに直接ゴシゴシして洗う。
いつもは水道水でサーッて流してから洗濯用の粉末洗剤を使って洗ってたから、固体石けんを使ってウ◯コで汚れたパンツを洗うっていうシチュエーションがはじめてだったワタシ。
え、
こういう時ってみんなどうしてるの？
ちょっとだけ立ち止まっていた間、
てんやわんやママの中の天使と悪魔が
ささやき始める。
自分の両手を犠牲にして
ウ◯コまみれにしながら洗うか、
自分の手は汚さずに
親切心でいただいた固体石けんを
ウ◯コびっしりのパンツに
ゴシゴシして洗うか。
けどね、
てんやわんやママは負けなかったよ。
だって、ワタシが
「ごはんすごくおいしかったよ」
って言ったら、マダムが
「じゃあ、
ソースの作り方教えるから
今度ウチに来なよ」
って言ってくれたもん。
そんなやさしいマダムの
やさしさでいっぱいの石けんを
汚（けが）すわけにはいかない。
ちょうど便器の横の床に排水溝がある。
感謝しながら両手でありがたく
石けんを泡立て、意を決して
排水溝のそばへしゃがみこむ。
貴重な手桶の水をゆっくり丁寧に、
一度だけパンツにかけたあとは
ただひたすら何も考えず、
一心不乱に両手でパンツをゴシゴシする。
しゃがみこむと
ひざ下丈のスカートの裾が
床について濡れる。
おしゃれして
めったに履かないスカートを
履いてきたことが仇になる。
それでもスカートのことは忘れて
両手をウ◯コまみれにして
ただただ無心でゴシゴシする。
めったにつけないから
ゴシゴシするたびに
イヤリングが揺れるのを感じる。
・
・
・
そう、
その時てんやわんやママが
感じていたのは
この日初めて会ったマダムのやさしさ、
やわらかめのウ◯コの感触、
洗う度に揺れる
イヤリングのことだけだった。
そして自分の両手が
ウ◯コまみれになればなるほど
不思議と彼女の心が
晴れやかな気持ちになっていくのだった。
（↑突然の現代文の教科書風）
ふぅー。
まさかラマダン明けのパーティーで
両手ウ◯コまみれにしてパンツ洗うとは
思ってなかった＼(^o^)／
もうちょっとトイトレがんばろうね。
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てんやわんやママ
■2歳差姉妹のママ
2016年3月生まれのムスメ1号
2018年3月生まれのムスメ2号
■アフリカ歴
・住んだことのある国…ザンビア、ベナン、ブルキナファソ（*現在進行形）
・行ったことのある国…モザンビーク、コンゴ民主共和国、ボツワナ、南アフリカ、トーゴ、エチオピア、セネガル
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