前編をご覧になっていない方はこちらからお読みください。
出発当日。
ムスメ、午後いっぱい遊んで成田空港に到着し、チェックインカウンターへ向かいました。
ムスメ、すでにくたくたで眠そう。うん、いい感じ。
アディスアベバ行き飛行機の出発時刻21:15の3時間ほど前。
スタッフ:「お客様の乗る予定の機材が悪天候の為、まだ香港を離陸しておりません。」
「香港の天候次第では離陸できるかわからないので、まだお客様のチェックインを行うことができません。」
「何かわかりましたらアナウンスでお知らせ致します。」
てんやわんや:「?」
あれ、今のって何か難しい日本語だったかしら。
あれ、どうしてだろう…ワタシ日本語がうまく理解できない。
ううん、理解できないんじゃなくて、理解したくないの。
この人は何も難しいことなんて言ってない、飛行機が飛ぶかどうかもわからないって言っているの。
こんなにてんやわんやしていても、私以前は日本の航空会社で客室乗務員をしておりました。
だからわかってる、誰も悪くない。天候のせいだもの、この人は何も悪くない。
出発前からすでにてんやわんや。うん、いい感じ。
妊娠8ヶ月の時に行ったバルセロナの空港でも、元日早々に飛行機が遅れて空港で10時間待ちぼうけしたっけ。結局その日は帰れなくて翌日便に振り替えられためでたい年明けだったっけ。懐かしい。ブログのネタにもなって、ありがたいです。
結局その日は2時間遅れの23:00に飛ぶことになりましたが、私たちのアディスアベバでの乗り継ぎ時間は30分。「間に合うかどうかはわからないので、アディスアベバで確認してください」という指示のもとエチオピアで何が待っているのかわからないまま日本を出発しました。
私の脳内予行練習…すでにガッタガタに崩れていますが、やれるところは実行します。あとはもうどうにでもなってください。
ゲート近くのプレイスペースでムスメを可能な限り遊ばせます。
ムスメ、プレイスペースから飛び出して遊びます。
離陸時間制限のある夜の成田空港、もうほとんど人はいないのでこんなんになってます。
一緒にプレイスペースで遊んでいた男の子は成田空港の最終便21:30発でホノルルへ行く男の子。「うらやましい、うらやましい、うらやましい…私もアフリカじゃなくてハワイに行きたい」という心の声にはそっとフタをして、ニコニコ笑顔で一緒に遊びます。
そして23時過ぎにようやく搭乗できました。
今回機内で役に立ったのが、この「 Jet Kids BedBox」。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
CA時代の同期が教えてくれたのですが、エコノミークラスの座席のすき間に組み立てると子供用のベッドになるスグレモノ。小さい子は横になれて、少し大きい子は足を伸ばせます。離着陸時には全て収納して、前の座席の下に収まります。
ムスメもこれのおかげで機内でよーく眠りました。
(見づらいですが、座席の下のすき間にあるものがJet Kids BedBoxです。)
起きている間も足を伸ばせるので、座席上のスペースが広くなって今までの飛行機移動よりも機嫌がよかったです。
※但し、各航空会社によって決まりがあるので使用の際はCAの指示に従ってくださいとのことでした。
無事にアディスアベバまで着きましたが、やはり私たちが乗る予定だった飛行機は定刻に出発しており、この日はエチオピアで1泊することになりました。ある程度覚悟していたので、私の心は1ミリもざわつきませんでした。むしろ、ホテルでシャワーも浴びられてベッドで眠れたからこっちの方が良かったかも。
ところが、お湯の出が悪いホテルだったためムスメ冷たいシャワーを浴びることになり、ギャンギャン泣いてました。ムスメよ、すまん。アフリカで強くたくましく育ってくれ。
半日くらいゆっくりする時間があったので、てんやわんやファミリーでアディスアベバの街をほんの少し散策。ホテルの人や街ゆくエチオピア人にもかわいがってもらいました。
翌日5時前に起きて無事にワガドゥーグー行きの飛行機に乗り、無事にワガドゥーグーに到着し、長い長い移動が幕を閉じました。(赤ちゃん用品がたくさん詰まった荷物もひとつもロストしないで良かった〜!)