先週からの大寒波が和らいだので、

畑へ行ってみました!


快晴ニコニコ 気温は9度くらい。


「みんな、久しぶりにきたよ!」と

声をかけます。



畑の土はところどころ霜が降りていて

凍ってツルツルしました。



レタスや高菜などの葉っぱものは、

被害もなく元気に立っていました。

スナップえんどうはちょっとしおれているのも

ありました。

風よけが甘かった。不織布〜


でも寒さも峠を越した感があります。


カリフラワーとブロッコリーが

スクスク、育ってました。





そして、大根畑で、地面から上の部分がポロリと取れている大根を発見。




おお、初めてみる状態。びっくり


だれか抜こうとして、失敗したのかな?キョロキョロ



私が借りている畑はオープンなので、

抜いて持って帰ろうと思えば持って帰れます。



考えられるのは、

誰かが抜こうとして葉っぱをつかんで

引っ張ったけど、

大根が抜けずに上の方でぽきっと折れてしまった。

ということ。




あのですねー、大根って、

土の中に潜っている部分が長いので、

抜くとき大変なんですが、

昨年発見した抜き方があるのです。



(ちょっと世間的に変わった話ですよ。)



それは、、、、


「気を結ぶ」こと。


ニヤニヤえっ、どういうこと?

ニヤニヤ気を、

ニヤニヤ何と結ぶの?



はいはい。


私も昨年学んだんです。

「気を結ぶ」という概念。

合気道の先生から。


合気道の先生: 西山猛郎(たけお)先生。



昨年、西山先生の「丈夫塾」という場に参加

したのですが、

そこでは、呼吸や身体の使い方のみならず

身体と心、精神の関係や、

合気道的な世界の見方を教えていただきました。



全5回なので、繰り返し学ばないと

定着しているとはとても言えませんが、

世界の見方がぐるっと変わりました。

 


とくに、向かい合った相手と

「気」を結ぶという概念。

気を「合わせる」から合気「道」。

素敵です。


具体的には、練習では手をとったりして

物質的につながるのですが、

 


相手はとられた手を引っ張る。

自分はその抵抗を感じて、その感覚を

いったん受け入れて、身体を通って地面にながし、

相手と一つにつながるイメージをもつ。

(私の理解です。間違っていたらすみません)

 

 

すると、相手は敵対心が嘘のように無くなって

ヘナヘナ〜(どうにでもして〜)と

転がります。



達人の西山先生がすると、

相手は「ははは」と笑いながら転がっていきます。

 

 

面白いのは、

その「合気」は、人だけでなく、

水筒、刀、物質なんでもつながれる(結べる)

ということ。


 

結ぶと自分の身体と一つになるから、

重量が感じられなくなる。



私はその話をきいたとき、

よく昔の人が米俵を担いでいる写真をみますが、

「そういうことか」と思いました。



これとか

(出典 (株)柳沼様HPより)



これとか、

(yahoo検索よりお借りしました)


重さと結んでいたんだ。きっと。

昔の人は、無意識にしていたのかな。

それとも、

親や先輩から、教わっていたのかな。



なんにせよ、日本人として誇らしいです。



話は戻って、

(キュルキュル)←巻き戻し



《大根の抜き方》

①葉を掴む


②ひっぱる。

 この時、大根は抜けません。

 大根の抵抗の圧が手に伝わってきます。


③抵抗の圧を、自分の身体の腕から下半身に落として、地面に流します


④優しく、力を入れずに大根を上に持ち上げます


⑤嘘みたいに、するっと土から抜けます。



大根さんと、気を結ぶ。

イメージでは

大根は私の一部になり、

私は大根の一部になります。


面白くないですか?


これ、昨年、畑で散々試しました。


草刈りも稲刈りも同じです。

結ぶと、サクッと切れて、

ふしぎやら、おもしろいやら。



なので、大根を抜くときは、

結んでみてください。




抜いてみたら、そんなに長くなかった。笑



この日の収穫。


「巻かぬなら、巻いてあげようホトトギス」で、

私が巻いて紐で縛った白菜は、

中に白い葉が育ってくれてました。



今日も畑の豊かさを、

心から実感します。

 


大根だって、私にもっといっぱい育てられる

技術があれば、よい土が作れたら、

もっとたくさんの人が抜いて持って帰れる。



「お腹がすいた人は、

ここの大根を抜いて持って帰ってください。

無農薬ですよ」って言えるくらいの

畑ができたら、

素晴らしいな照れラブおねがい



そんな未来を夢みて。