熊本地震の本震から一年。

三ヶ月前に西原村を訪れた際も
倒壊した瓦屋根の家屋が目立ち
仮設住宅の多さに愕然としました。


しかし、60歳を越える酪農家さんたちが、
「10年かけて立て直す」と
団結する前向きなパワーに胸打たれました。

「諦めたときに全てが終わる、
自分たちは絶対、生業を手放さない。」


牛舎は壊れ、今まで大切に育んで来たものが
一瞬にして失われた絶望の中でも、
懸命に前を向き続ける強さ。


私なら、できるだろうか?


自分の無力さに情けなくなっていると、
「また来なさい。西原村じゅう、案内しちゃる。」
と明るく背中を叩いてくださいました。

自分が決めた道を生き抜く覚悟を持った
人生の大先輩の姿が、
本当にかっこよかった。


また必ずお話を聞きに行きたい。
皆さんの情熱がこもった
阿蘇の牛乳は、北海道の牛乳と同じくらい
すごく美味しい。
また、大切に、大切にいただきたい。



犠牲者の方たちのご冥福と、
熊本の一日も早い復興を願っています。