最近、船井幸雄さんの本にはまっています。
私は経営者ではないが、とても面白く読ませて頂きました。なんだろうか、どこかで知ったことも殆ど、船井幸雄さんの本に書かれていて、びっくりしました❗️自分の勉強不足を実感しました。
船井幸雄さん自身の経営コンサルタントととしての成長過程を書かれていて、とても参考になりました。競争→共生へとかお父様が亡くなられて割とすぐに奥様とお腹の子供ともお別れになって、それでもこの世で起こることは必要必然ベストであると思い直すところが凄いですね。
P33津本陽さんの松下幸之助伝「不景気また良し」
P38基本的に「本業以外では儲けようとしない方がいい」
P157
圧縮付加法
30坪の売り場でしたら、衝立かカーテンで10坪と20坪とに仕切ります。そして、これまで10坪の方に入っていた商品を、20坪の方に移して詰め込むのです。従業員も詰め込んでしまいます。30坪に入っていた商品を20坪の中に詰め込めば、コチャゴチャとした感じになるのはどうせです。それが狙いでもあります。
すると、年間3000万円の店であれば、だいたい4000万円くらいにまで伸びるのです。30坪の売り場を20坪に圧縮しただけで、売り上げが1.3倍強に伸びたということになります。
こうして20坪で年間4000万円の店になれば、何が売れているか、伸びているか、効率がいいか、得意か、わかるようになります。つまり、長所が見つかるのです。これを伸ばしてやれば良いのです。
その結果、20坪で5000~5500万円と売り上げが伸びてきます。
今度は衝立やカーテンを取り払い、売り場をもとの30坪に広げてやります。休眠していた10坪のぶんには、長所とわかった商品をさらに増やして(新たに付加して)広げるのです。そういう商品を私は「ツキのある商品」と呼んでいます。
売り上げ倍増です。
そこでまた、同じことを繰り返して、20坪に詰め込みます。このとき商品の種類は減らしません。ツキのある商品を増やす一方で、たとえ売れなくて効率の悪いものでも、数は減らしでもいいですが種類の豊富さは保つように、そのまま置いておきます。これで今度は7000~8000万円の売り上げになる。20坪での売り上げです。
これを30坪に戻せば、30坪9000万円のお店になっています。これで儲かるようになります。
人も金も物も、ある程度密度がないと、経営採算に乗りません。業績が悪いのは、だいたい密度が薄いのです。そこで密度を濃くしてやる。
P167
松下幸之助さんの偉さというのは、「儲かるから不動産を買わないか」という話には、いつも「松下電器は家電製品を作る会社だから」と、社業に必要な不動産しか買わなかった点です。株を買って大儲けしたという話は聞いたことがありません。
本業に無関係な株や土地の投機で儲けるのは、トップにとっては使命でも何でもなく、下手をすれば任された会社を傾けてしまいかねない愚挙にほかならないのです。
P85
会社の命運は99%までトップの器量で決まります。
P92
人財度のチェックポイントは次の五つです。
①誰をも差別しないで至誠の心で対応する
②自分の長所を知り、それを伸ばしている
③プライドを持っている
④人をよく認め、よく誉める
⑤勇気がある
P97ビル・トッテンさん「必ず日本はよみがえる」「アメリカ型社会は日本人を不幸にする」など
P105
人間の究極の能力は何かといえば、それは直観力と創造力だと思います。
P110
ツキも呼び込む正しい生き方
①単純・質素・効率的の三原則を守る
②苦痛なことはやらない
③楽しく前向きに生きる
↑本当に凄い発想ですね❗
P119
時流を知るには、「びっくり現象」を集めてみればいいのです。これから10年間の時流を知ろうと思ったら、過去10年間のびっくり現象を集めてくればほぼわかります。向こう一年間の時流なら、過去一年間のびっくり現象からわかります。
P120
びっくり現象が多いのは時流が変わった証拠であり、少なければ時流は変わっていないということです。
時流を知るには、びっくり現象のすべてを一括して説明できるような言葉、あるいは共通ルールのようなものを見つけます。見つけることができたら、それが「時流」ということなのです。
もう少し踏み込んで言っておきますと、この時流から外れている、あるいは外れてはいなくても本流ではないような現象は、いくら激しい変化のように見えても、マクロで見れば一時的なものにすぎないのです。
P128
ゼロサムビジネス
ある種のゲームのように、勝者の得点と敗者の失点を合計するとゼロになるビジネス。
↑今、株価が最高を記録したと速報が流れました❗何らの富も生み出さない投機経済、さてどうなりますか?